自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ルリタテハ,山際で見た卵

2016-09-25 | ルリタテハ

もともとルリタテハとの出合いはミュージアム公園から始まります。9月。今年の秋はどうなのかなと思って,公園でサルトリイバラの葉を見て行きました。すると,すでに孵化済の卵殻があったり,孵化前の卵があったり。「家の庭よりすこし時期は遅いけど,きっちり産卵に訪れた成虫がいるんだなあ」とうれしくなりました。

孵化が近づいた卵には影が薄っすらと。


別の卵も似た様子です。 

 
幼虫を探していくと,1齢幼虫が葉の裏にいました。びっくりしたことに,同じ葉の裏側に卵殻と未孵化卵が1個ずつ付いていました。葉の裏に卵を産み付けているのです。そうした例を見たのは初めてです。

 
直後,成虫がやって来ました。足元近くに舞い降り,しばらくしてから近くの手すりに移動。懐かしい色です。

 
「そうか,サルトリイバラに付いた産付卵を最近撮っていないなあ」と思い,持ち帰ることにしました。さて,新たな発見があるか。