自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

クサカゲロウの幼虫とアブラムシと

2016-09-19 | 昆虫

キクの葉を,なんだかゴミに見えるものがかすかに動いているのが目に留まりました。なにかなあと思って確かめました。すると,肉団子のようなからだと大あごが見えました。「アッ!! クサカゲロウの幼虫だー!」と直感。からだにはアブラムシの死骸がいっぱい! もしかすると,夏,わたしがそこに置いた幼虫が成長したものかもしれません。それなら,「スゴイ!」。 

 
死骸は,外敵の目を欺くために積み重ねたものでしょう。これだけ次々に捕食してここまで成長したとはまことに立派。

幼虫は葉の表側に移動しました。頭部がはっきり確認できます。

 
トリミングせずにはおれないコマです。大きな,大きな顎。つまりは牙です。

 
たくさん,たくさんの捕獲されたアブラムシたち。「なんとにぎやかな!」と感じる光景です。

イヤー,まったくスゴイものを見ました。感動ですね。大あごでアブラムシを捕らえた瞬間なら,さらにスゴかったでしょう。 

この個体を飼育箱に入れていると,ご覧のとおり,蓑に新たな材料としてキクの一部が加わっていました。これも驚きです。