自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

池のマミズクラゲ(続)

2016-10-12 | 生物

マミズクラゲを良質な画像として残せていないので,改めて撮影することに。ほとんど動き続けているので,手強い被写体です。それで,シャーレに1個体入れて撮ることにしました。使ったのはコンデジ。厚みのあるからだをそれなりにリアルに表現したくて,深度合成による撮影を行いました。

下に黒い紙を置いているものの,透明感のあるクラゲを強調するために下画像はさらに色補正しています。クラゲのからだは直径15mm。拡大倍率は4.0。

からだの厚みをほとんど感じることなく,からだのつくりが理解できます。こうした画像を撮るには,ほんのわずかでも静止する瞬間を狙います。辛抱強く待たなくてはチャンスはやって来ません。

 
動くときはからだをパクパクとリズム正しく脈打たせ,そして変形させます。変形してわずかに静止した瞬間を撮りました。触手が無数に生えています。長かったり短かったり,太かったり細かったりする様子がよくわかります。


プランクトンを摂っているとのことですが,肉眼ではそんな実態はまったく見えて来ません。 

 
くっきり写ると,円形の周辺の複雑なつくりが見えます。

 
中央の袋状の器官がバランスを維持するのに役立っているようです。

 
横に移動するときは,この袋が横になびくような感じになります。



なんとか画像を残せました。もしできれば,横から見たシャープな画像を得たいなあと思っています。観察用容器に入れて,静止状態のときに撮るということになるでしょうか。