自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'22 昆虫の頭・顔 ~ヒゲナガハナバチ~

2022-05-18 | 昆虫

畑の斜面にて。

カラムシの葉でヒゲナガハナバチを見かけました。体長に匹敵するほどの触覚は一度見たら忘れられません。名の由来だとよく理解できます。

ところが,どうしたことか,微かに脚をぴくぴくさせるもののほとんど動きません。ずっと同じ姿勢を保つばかりです。

 

せっかくなので顔写真を撮ることにしました。撮っていてわかったのですが,顎が葉に食い込んで身動きができなくなったままのようなのです。

 

毛で覆われたからだは迫力があります。威圧感もあります。

 

複眼以外は毛,毛,毛。触覚の太さは,その重要性を物語ってるのでしょう。

 

脚の様子もまたスゴイばかり。

 

頭部に近づいてみました。

 

真横から撮りました。やはり顎が葉に食い込んでいるようです。

 

おしまいは真正面からの拡大です。

 

こういう条件下での撮影はクマバチで一度ありました。とてもふしぎな状況です。得難い機会となりました。

 


ミミズの糞

2022-05-18 | 生物

畑にて。

一角に草を積んでいます。草が腐って来ているので,それを動かし,土を掘り起こしました。すると,ミミズがずいぶんと出て来ました。積んでできた枯草のおかげで適度な湿り気があり,おまけに腐った草という食べ物があって,ミミズには理想的な棲み処になっているのでしょう。

草を動かしたとき,ミミズの肛門辺りが地面から突き出ていました。そうしてその先に吻が長く伸びていたのです。なんと,今まさに排せつをしている最中だったというわけです。この場面は貴重なので,写真に収めておきました。

 

糞が動きながら出て来ました。

 

糞はまったく途切れることなく出続けました。

 

ミミズはヒトの目に見えないところでとても地道にくらしています。それが畑の土壌づくりに大きな貢献をしていることに感謝です。草を積むのはなかなかよいことです。