自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジョウカイボンの蛹は土の中

2022-05-29 | 昆虫

畑を耕しているとき,土の中から小さな蛹が出て来ました。

体色は薄ピンクで,脚や触覚は透明感があります。口を見ると,大きな赤い顎を持っています。「これは何だろう。さっぱりわからないぞ」。はじめはそうでした。

 

顔の表情が見えます。脚はかなりの長さです。

 

大きな触覚です。

 

ところがおもしろいことに,耕しているうちにジョウカイボンが現れました。もちろん土の中から。「ははーん,先の蛹はもしかするとこれの蛹かもしれない」。そう思いました。

 

さらに耕していると,別のジョウカイボンの成虫が出て来ました。なんだか弱々しい動きです。「成虫になってまだ間がないのかもしれない」。わたしの解釈です。

作業を続けていると,二匹目の蛹が出て来ました。こちらの方が蛹になってから日が浅そう。

 

「ジョウカイボンの蛹だろうが,きちんと見届けるほかないだろう」。これがわたしの結論です。結局二匹の蛹を持ち帰ることに。帰って調べました。やはり,正体はジョウカイボンの蛹でした。「ほっ,ほーっ!」の感動がありました。これから観察を始めます。