ジャガイモの葉の上にヤマトシジミのカップルがいました。虫の目レンズは,主役のモデルをクローズアップしながら,それが生きている環境をも併せて語るすぐれものです。それで,主役を撮る際,環境をどのように構図として入れるか,いつも考えます。
下写真は畑の様子,周りの様子,遠くの風景,そんなものを気にかけながら写します。もちろん,太陽の位置にも注意を払います。ふつうの写真とはかなり違って,順光というのはレンズの影が視野に入るため避けます。
レンズが葉に触れたために,カップルは動きかけました。こういうわたしの動きは失敗です。
ヤマトシジミに影ができる位置で撮りました。日が西に傾いている時間帯です。わたしの場合,ふつうは影がくっきり出ないようにフラッシュを使います。このときはあいにく手元になかったので,やむなくこんな画像になってしまいました。
こんなわけで,虫の目レンズはわたしの強力な助っ人であり続けています。