先日,7月28日が土用の丑の日(鰻,大変美味しく頂きました)でした。ちなみに今日は土用の未の日。
歳時や暦をテーマに掲げるなら「土用」のことは書かねばと思い,キーボードに向かいました。非常に有名な土用の丑の日ですが,「土用」が何のことだかを知っている人は,少ないのではと思います。この土用の「土」は,古代中国の暦法の一つ,陰陽五行説からきています。五行説では,この世の全ての事象が木、火、土、金、水の五つの組み合わせで成り立つと考えるのですが,季節も例外ではなく,春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」といった形で分類されます。
「おいおい,土は何処いった?!」という分かりやすい突っ込みが入ると思うのですが(笑)余ってしまった「土」は4等分して,全ての季節の終わりに引っ付けます。365÷5÷4ですので,おおむね18日。この18日間のことを「土用」といいます。
五行説で季節を綴るとこうなります。
木(春)→春の土用→火(夏)→夏の土用→金(秋)→秋の土用→水(冬)→冬の土用→
上記の五行説の五時に,日付に割り振られた十二支を重ねると「土用の丑の日」が決まる訳です。ちなみに鰻と食べる習慣があるのは,「夏の土用」の最初の「丑の日」(年によっては,夏の土用の丑の日が2回あることがあります。昨年は2度ありました。)
ところで何で5等分ではなく,各季節の終わりに「土用」を置くような七面倒なことになっているのかというと,「土用」には季節の交代を円滑に進めるという意味合いがあるそうです。土は「死んだものを土に還す」「新たな命を育む」という二つ性質を兼ね備えた存在であり,異なる季節の間に「土用」を置くことで,終わりに近付く季節と,これから来る新しい季節の性質を静かに交代させる働きをするそうです。
「土用」は,季節の緩衝期という訳です。
夏の「土用」も残り3日,暦の上では秋がやってきます。
歳時や暦をテーマに掲げるなら「土用」のことは書かねばと思い,キーボードに向かいました。非常に有名な土用の丑の日ですが,「土用」が何のことだかを知っている人は,少ないのではと思います。この土用の「土」は,古代中国の暦法の一つ,陰陽五行説からきています。五行説では,この世の全ての事象が木、火、土、金、水の五つの組み合わせで成り立つと考えるのですが,季節も例外ではなく,春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」といった形で分類されます。
「おいおい,土は何処いった?!」という分かりやすい突っ込みが入ると思うのですが(笑)余ってしまった「土」は4等分して,全ての季節の終わりに引っ付けます。365÷5÷4ですので,おおむね18日。この18日間のことを「土用」といいます。
五行説で季節を綴るとこうなります。
木(春)→春の土用→火(夏)→夏の土用→金(秋)→秋の土用→水(冬)→冬の土用→
上記の五行説の五時に,日付に割り振られた十二支を重ねると「土用の丑の日」が決まる訳です。ちなみに鰻と食べる習慣があるのは,「夏の土用」の最初の「丑の日」(年によっては,夏の土用の丑の日が2回あることがあります。昨年は2度ありました。)
ところで何で5等分ではなく,各季節の終わりに「土用」を置くような七面倒なことになっているのかというと,「土用」には季節の交代を円滑に進めるという意味合いがあるそうです。土は「死んだものを土に還す」「新たな命を育む」という二つ性質を兼ね備えた存在であり,異なる季節の間に「土用」を置くことで,終わりに近付く季節と,これから来る新しい季節の性質を静かに交代させる働きをするそうです。
「土用」は,季節の緩衝期という訳です。
夏の「土用」も残り3日,暦の上では秋がやってきます。