松戸生まれ鳥取育ちのこの梨には思い入れがある。近所のスーパーで見かけて,早速購入。関西ではメジャーな二十世紀梨,関東ではあまりお目にかからない…。それもそのはず,出荷の5割までが京阪神地方,関東を含む東日本への出荷は1割に満たない。
食べてみると分かるが,幸水や豊水に比べると酸味があって甘さも控えめ,このあたりが関東ではあまりうけない理由らしい。ただ甘いだけではなく,酸味や瑞々しさとのバランスを楽しむ梨というのが,勝手な思い入れを持つ関西人の主張です(笑)
二十世紀梨があるなら,「二十一世紀梨」はないの?というのは誰もが思うことかと思います。もちろん,梨の品種改良の分野では,「二十一世紀梨」を開発すべく研究が行われています。鳥取にいた頃,園芸学の講義で,品種改良の結果生まれた新品種が「二十一世紀梨」と名乗る上での3つの条件を聞く機会がありました。
3つの条件とは…
一つ目は,自家結実性を持つこと。二十世紀梨は,自家受粉では結実せず,受粉(人工交配)の作業に多大な労力がかかることが難点でした。
二つ目は,黒斑病という病気に強いこと。二十世紀梨は,黒斑病という病気に極めて弱く,各地に広がった産地の多くが栽培を断念した理由も,黒斑病と黒斑病の対策のためにかかる労力でした。
三つ目は,青ナシであること。幸水や豊水などの果皮にコルク層が形成され、外観がさびがかったような色になる品種を赤ナシと呼びます。これに対して,二十世紀梨などのコルク層が形成されず,果皮が黄緑色の品種を青ナシと呼びます。
これら3つの条件を満たす品種こそ,二十世紀梨の欠点を補った新しい世紀の梨,「二十一世紀梨」だと熱っぽく語られていたことを今でも覚えています。
先日,以下のような記事を見つけました。
→ この先100年より甘く…「二十一世紀梨」商標登録(読売新聞)
上記の目標のもとで,開発された品種「瑞秋(ずいしゅう)」が品種名としては認められなかったものの,商標登録において「二十一世紀梨」を名乗ることを認められたようです。近い将来,店頭で「二十一世紀梨」にお目にかかることもあるかも知れません。
→ 美味しく頂きました
食べてみると分かるが,幸水や豊水に比べると酸味があって甘さも控えめ,このあたりが関東ではあまりうけない理由らしい。ただ甘いだけではなく,酸味や瑞々しさとのバランスを楽しむ梨というのが,勝手な思い入れを持つ関西人の主張です(笑)
二十世紀梨があるなら,「二十一世紀梨」はないの?というのは誰もが思うことかと思います。もちろん,梨の品種改良の分野では,「二十一世紀梨」を開発すべく研究が行われています。鳥取にいた頃,園芸学の講義で,品種改良の結果生まれた新品種が「二十一世紀梨」と名乗る上での3つの条件を聞く機会がありました。
3つの条件とは…
一つ目は,自家結実性を持つこと。二十世紀梨は,自家受粉では結実せず,受粉(人工交配)の作業に多大な労力がかかることが難点でした。
二つ目は,黒斑病という病気に強いこと。二十世紀梨は,黒斑病という病気に極めて弱く,各地に広がった産地の多くが栽培を断念した理由も,黒斑病と黒斑病の対策のためにかかる労力でした。
三つ目は,青ナシであること。幸水や豊水などの果皮にコルク層が形成され、外観がさびがかったような色になる品種を赤ナシと呼びます。これに対して,二十世紀梨などのコルク層が形成されず,果皮が黄緑色の品種を青ナシと呼びます。
これら3つの条件を満たす品種こそ,二十世紀梨の欠点を補った新しい世紀の梨,「二十一世紀梨」だと熱っぽく語られていたことを今でも覚えています。
先日,以下のような記事を見つけました。
→ この先100年より甘く…「二十一世紀梨」商標登録(読売新聞)
上記の目標のもとで,開発された品種「瑞秋(ずいしゅう)」が品種名としては認められなかったものの,商標登録において「二十一世紀梨」を名乗ることを認められたようです。近い将来,店頭で「二十一世紀梨」にお目にかかることもあるかも知れません。
→ 美味しく頂きました