ネットで調べると、ここは東京で一番人気のあるお花見スポット。
そうとう混雑するだろうと思い、神奈川県小田原市の長興山・紹太寺の枝垂れ桜と
小田原城址公園の桜を見に行くことにしました。
家を9時頃出て夫と歩いていると、近所のお友達のHさんに車の中から声をかけられ、
駅まで同乗させていただくことになりました。
Hさんご夫妻は東京千鳥ヶ淵にお花見に行くそうです。
長興山紹太寺は小田原市入生田にあり、小田原から箱根登山鉄道に乗り換え、
3つ目の駅で降り、駅から徒歩約20分の山の中腹にあります。

箱根登山鉄道入生田駅ホーム(帰りに写したもの)
駅を降り、5分ほど平坦な道を歩くと、長興山紹太寺に着きます。
紹太寺はかつては広大な境内に七堂伽藍を備えた大寺院であったそうですが、
安政年間(1854~1860)に火災に遭い、
大伽藍の殆どを焼失し、子院の清雲院が紹太寺の寺号を引き継いだそうです。

石の門柱(かつての紹太寺の総門に使われていた)

長興山紹太寺
第2代小田原藩主の稲葉正則が父母や祖母を霊を弔ったお寺で、
祖母は第3代将軍家光の乳母・春日局だそうです。

360段に及ぶ石段
(かつての紹太寺、稲葉氏一族のお墓と供養塔へと続きます)
この石段には上らず、右の坂道を上ります。
15分くらい歩くと、枝垂れ桜に出会えますが、かなりの急勾配。
道の途中で遠くの桜を見た時はほっとしました。

道端に咲いていた可愛いすみれ

第2代小田原藩主・稲葉正則が植えたと言われる枝垂れ桜は
樹齢約340年、高さ約13m、株元周囲約4.7mの大木。
花は満開。あまりの美しさに、まだ見ぬ三春の滝桜を連想しました。

「かながわの名木100選」
「小田原市指定天然記念物」

疲れたので、出店で買った美味しいお団子をいただきながら一休み

見おさめ。少し下からズームアップ!
(2015年03月31日(火)撮影)
「小田原城址公園の桜」へと続きます。