目の保養がしたい、とつくづく思った独身貴族のけんちゃんだ。
はあ。。。。。。
中島教授の温室を飛び出した俺たちは、最初に覗いた温室から出てきた学生に声をかけられた。
「その顔だと、見せられましたね。パフィオ・ペディルム・ペンダントグッズ」
*くどいようですが、こんな品種はありません。。。
学生の表情が笑っている。
「見たとも、なんなんだ、あれは・・・」
俺が吐き捨てるように答えると、
「まあ、黙ってきいてやってくださいよ。教授の実らない初恋だったらしいですから」
「初恋っていったって。衣笠米穀店の奥様だろう?」
「おお初恋の面影を宿した愛しき君よ・・・だっけ?確かに、面影はなくもないなあ」
白いヤツは身震いをしている。
「しかし、のぶちゃんものぶちゃんだよな。なんで、中島教授のところに行ったんだ?そっちの方が謎だよ」
俺は、首をボキボキと鳴らして頬をぺちぺちと叩いた。
気分直しだ。
「ああ、そのことですか?」
学生は、くすっと笑った。
「何だよ、その意味深な笑いは・・・」
俺と、白いヤツは視線を交わし、学生に白状させるべく詰め寄った。
「それは・・・ですねえ」
と、いい場面で続かして・・・
すんません。。。