こんばんは、へちま細太郎
です。
学校の図書室にいったら、りょうこちゃんがいました。 しずかに、本をよんでいました。
『きれいだなあ』
ぼくは、自然にそう思っちゃいました。横顔がすごくきれいなんですよ。
小学生が同じ小学生をきれいだな、と思ったって悪くないよね。かわいいとか、そんなレベルじゃないんだもん。 きっと、だれもが同じようなこと感じたと思うよ。
しばらく見とれていると、
「どうしたんだ、細太郎」
と、さらだ先生に肩をたたかれました。
「あ、あのね」
ぼくは、さらだ先生の耳にこしょこしょと
、今思ったことを話しました。
「ほ、細太郎?」
さらだ先生は、なんかひどくおどろいた顔をしました。
「なに?」
「おまえ~」
さらだ先生は、ぼくの両肩に手をのせて、うなだれてしまいました。
「おまえ、やっぱり、こうちゃんの息子だなあ」
「へ?」
ぼくはなんのことだかわかりません。だって、ぼくはおとうさんのこどもにちがいないんだけど…。
「どういう意味?」
と、聞き返すと、
「いい、いい、わかんなくていい」
さらだ先生は、なんだかため息をついています。
ぼく、なんか、変なこと言った?

学校の図書室にいったら、りょうこちゃんがいました。 しずかに、本をよんでいました。
『きれいだなあ』
ぼくは、自然にそう思っちゃいました。横顔がすごくきれいなんですよ。
小学生が同じ小学生をきれいだな、と思ったって悪くないよね。かわいいとか、そんなレベルじゃないんだもん。 きっと、だれもが同じようなこと感じたと思うよ。
しばらく見とれていると、
「どうしたんだ、細太郎」
と、さらだ先生に肩をたたかれました。
「あ、あのね」
ぼくは、さらだ先生の耳にこしょこしょと

「ほ、細太郎?」
さらだ先生は、なんかひどくおどろいた顔をしました。
「なに?」
「おまえ~」
さらだ先生は、ぼくの両肩に手をのせて、うなだれてしまいました。
「おまえ、やっぱり、こうちゃんの息子だなあ」
「へ?」
ぼくはなんのことだかわかりません。だって、ぼくはおとうさんのこどもにちがいないんだけど…。
「どういう意味?」
と、聞き返すと、
「いい、いい、わかんなくていい」
さらだ先生は、なんだかため息をついています。
ぼく、なんか、変なこと言った?