こんばんは、へちま細太郎
です。
今夜、おとうさんは学校の合宿所にお泊まりです。 明日、町の駅伝大会があるからです。
ぼくとしては、おとうさん、見合いの話がイヤでお泊まりしたんじゃないかと思うんだ。
ちょっと前のぼくだったら、おとうさんが家にいなかったらさびしかったけど、今は平気です。
さて、見合い話を持ち込んだおばさん。連日のように電話をかけてきて、
「見合いの日取りはいつにしますか?」
と、しつこいのなんの。 今日なんか、学校から帰るぼくを待ちかまえていて、
「細太郎くん、おかあさん欲しくない?」
と、とつぜん声をかけてきました。
「へっ?
」
「だから、おかあさん、いないと寂しいでしょ?」
うるさいなあ…
。
「ぼく、寂しくないし、おかあさんはいないわけじゃないから、別に新しい人はいらないよ」
と、おばさんに向かってわざとらしくにっこりとやりました。
最近、ぼく、性格悪いなあ。
おとうさんもおばあちゃんもおじいちゃんも、嫌いになったわけじゃないけど、なんかぼくだけがかわってきているような気がするんだ。
「ちょっと細太郎くん」
おばさんが声をかけてきましたが、ぼくはだまって帰り道をいそぎました。
やだやだ、こんなぼく。

今夜、おとうさんは学校の合宿所にお泊まりです。 明日、町の駅伝大会があるからです。
ぼくとしては、おとうさん、見合いの話がイヤでお泊まりしたんじゃないかと思うんだ。
ちょっと前のぼくだったら、おとうさんが家にいなかったらさびしかったけど、今は平気です。
さて、見合い話を持ち込んだおばさん。連日のように電話をかけてきて、
「見合いの日取りはいつにしますか?」
と、しつこいのなんの。 今日なんか、学校から帰るぼくを待ちかまえていて、
「細太郎くん、おかあさん欲しくない?」
と、とつぜん声をかけてきました。
「へっ?

「だから、おかあさん、いないと寂しいでしょ?」
うるさいなあ…

「ぼく、寂しくないし、おかあさんはいないわけじゃないから、別に新しい人はいらないよ」
と、おばさんに向かってわざとらしくにっこりとやりました。
最近、ぼく、性格悪いなあ。
おとうさんもおばあちゃんもおじいちゃんも、嫌いになったわけじゃないけど、なんかぼくだけがかわってきているような気がするんだ。
「ちょっと細太郎くん」
おばさんが声をかけてきましたが、ぼくはだまって帰り道をいそぎました。
やだやだ、こんなぼく。