ここのところ毎日、以前に撮影した画像を使ってPIのトレーニングをしています。
今日は”北の三裂星雲”と呼ばれるNGC1579ですが、英語では”The Trifid of the North”で”北のトリュフ星雲”とのことです。M20 三裂星雲が”トリュフ星雲”ですね。なるほど、日本人にはトリュフになじみがなく、あっても薄くスライスしたものですから連想できません。(横道にそれてすみません)
TITLE:NGC1579 北の三裂星雲
DATE:2021-12-03
TIME:20:18..21:51
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FC100-DF
コンバーションレンズ:Q1.6エクステンダー
焦点距離:1184mm
F値:F11.8
露出時間:150s
撮影枚数:36コマ
フィルター:CBP
ISO:25600
気温:8℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-IIM
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:Si9、PI,Nik Collection、Lr、約50%トリミング
ちなみに以前の画像はこちらです。
あまりにも酷い画像ですが、同じコンポジットしたfisファイルから処理しています。
でも、これほど違うと恥ずかしいですね。
PIで処理を行うのに、パソコンの能力が必要です。自宅で使っているデスクトップPCの能力は、そこそこなのですが処理の途中に大きめの中間ファイルをHDに書き込む様で、CPUの能力と共にHDの速度も必要です。OSもWin11に更新しなければならない時期ですが、天文関係のソフトの対応が心配でしたので、まだバージョンアップしていません。
そこで年末年始の期間にPCのマイナーチェンジをしました。
Before After
CPU i7-8700 3.2GHz ←
MEM 32G ←
C-DRIVE 2.5" SATA-SSD 500MB M.2 SSD 1TB
OS Win10 Win11
元旦の朝、お年玉を貰った子供のように市内のPCショップの初売りへ。
お目当てのM.2 SSD 1TBが数量限定でお買い得価格です。開店前に店に並んでGet。メデタシ、メデタシ。
OSを更新するのはリスクがありますので、次の手順でマイナーチェンジを行いました。
1.新しいM.2 SSD 1TBへ、現在のC-Driveのクローン(Win10)を作成し、
元のWin10の2.5in SATA-SSD 500MBはそのままバックアップ用に残す。
2.新しいM.2 SSD 1TBをC-Driveに設定してWin10が支障なく起動することを確認。
3.新しいM.2 SSD 1TB C-DriveのWin10をWin11にバージョンアップ。
4.Win11が支障なく起動することを確認。その後インストール済みの
天文関係、画像処理、その他ソフトが問題なく使用できるかを確認。
5.時間を掛けWin11の操作、使い方を習熟し大きな問題がありませんでしたので、
本命のPixinsight、その他関連のソフト、プラグインをインストール。
6.Win11に更新して半月間、Pixinsightの練習を行いながら各種ソフトを
使っていますが障害は全くありませんでした。
PCのマザーボードのSLOTに直接に組み込む M.2 SSDは読み書きの速度が非常に早く快適に使用できます。ちなみに、PCの電源"on” → Logo → ようこそ → 整いました。まで20秒以下です。
これで画像処理の環境が整いましたので頑張りましょう。