himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

NGC5139 オメガ星団

2019年06月08日 | 天体写真

6月5日(水)梅雨入り前、最後のチャンスが訪れました。GPVを見ていると三重県南部は午後から深夜0時ころまでは雲がなさそうです。薄明が終るのは20時ころ、けっこうリスクの高い遠征ですが今しかない!。

今回は忘れ物をしないように機材を確認、そしてPCのステラショットのアップデートも確認、Ver.1.5hが公開されたようでインストールし準備を整え、13時ころ自宅を出発、でも空は曇天。目指すは自宅からは約100km、2時間30分の行程、志摩半島の南側、太平洋に面した所でNGC5139 オメガ星団です。

16時には、横山展望台に到着。

予報通り天候も良く、志摩半島と緑が鮮やかな島々が美しいです。

ここは2016年、伊勢志摩サミットで各国首脳が記念撮影した展望台です。

その後、17時頃には目的地に到着。撮影地をロケハンし街灯、人通りの少ない場所を探しました。

この海岸の堤防の上です。写真の正面が南で今回の目標、高度が低い(最大約8°)オメガ星団を狙うにはベストだと思います。

まだ時間があるので近くの旅館で温泉につかり、美味しい海鮮を頂きました。

 

夕暮れと共に機材を準備しレベル出し、極軸を合わせを行いステラショットを起動し、赤道儀と接続ボタンを押すとステラショットが強制終了してしまいます。ケーブル類を点検、赤道儀、PCを再起動しても状況が変わらず。また、「やっても~た」状態です。どうも出発前に行ったアップデートが原因のようです。

ステラショットは諦め、PHDを起動。オートガイドは使えそうです。

 

TITLE:オメガ星団 NGC5139
撮影枚数:11枚
DATE:2019-06-05
TIME:20:46..21:13
撮影場所:和具
カメラ:EOS X5
鏡筒orレンズ:FC-100DF
コンバーションレンズ:none
焦点距離:740mm
F値:F7.4
露出時間:120s
フィルター:なし
ISO:1600
気温:22℃   

 

苦労して撮影しました。

膨大な星の集まり、大きな球状星団ですね。

撮影時の高度は、低空で8°です。次のチャンスはいつか分かりませんので双眼鏡でも眼視し、その姿と大きさを目に焼き込みました。

22時ころには視界が悪くなり、雲も出てきたので撤収。GPS通りの行程です。

 

帰路、とっても怖いことがおきました。これは別途アップしたいと思います。

 

P.S. ステラショットについて、後日いろいろと調べました。結果は赤道儀、SXD2のSTAR BOOK TEN コントローラーが5月15日にアップデートされ、ver.5.10がリリースされていました。それをインストールしたら回復しました。ついでにASCOMドライバーもアップされています。

そしてもう一つ、ステラショット Ver.1.5h アップデータ以降で制御未対応カメラでも撮影画像での導入補正ができるようになったとのことです。himadawaのオリンパスカメラでも導入補正が可能なようで大変うれしい限りです。撮影写野と同じ考え方の様で、カメラの機種とレンズの焦点距離で写野を与え、その撮影画像をステラショットが解析するようです。なるほどこれであればカメラメーカー、機種に関係なく導入補正可能かと思います。間違っていたらごめんなさい。

次の撮影のタイミングには試したいと思います。

 


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