保健室コーチング基礎講座 本年最後の会場は 地元 名古屋。
今回は、少人数での開催となりました。
ママンコーチングの受講生さんが アシスタントでお手伝いに来てくださいました
学びの場に、これまでママさんたちが学んでこられたことを場の中にそっと添えてくださいました。
1日目の今日は、人間の脳の特性を、日常的な出来事や保健室にやってくる子どもたちの事例と結びつけてお話しました。
それをもとに、保健室に子どもたちが持ち込んでくるさまざまな悩み、問題の本質について説明し、そして、問題へのアプローチの本質について、理論を学んだ上で ワークを通して体感していただきました。
ラポールを気付く上で一番効果的で重要である「呼吸のペーシング」のワークでは、理論が本当に「腑に落ちた」という感想をシェアしてくださいました。
また、質問が「焦点と空白を作り出す」という理論も、ワークを通して体感していただきました。
1日目の内容は、保健室での子供たちへのアプローチを、脳の科学から、理論づけてい区ことが中心です。
単なるスキルの伝達ではなく、どうして、養護教諭がやっているアプローチがそれほど意味のあることなのかということをしっかり学んでいただくためのレクチャーと理論が中心です。
1日目の最後に行ったワークは、ハイパーソリューショントーク(ドリームクエスチョン)です。
理論的な説明をしたときには、みなさん、ちょっと「?」という感じでした。
アシスタントの方に協力いただいてのデモを参考に、実際にやっていただきました。
初めて?と思うくらい、みなさん 上手にガイドしていらっしゃいました。
そして、このワークを行うことで、「問題へのアプローチの本質とは、問題そのものを取り除くことではなく、問題のスポットに入り込んでしまっている子どもたちを、問題のスポットから出し、客観性を取り戻させること」という 理論を実感していただくことができました。
客観性を取り戻した自分が、その地点から、自分の問題を眺めると、初めてそこで、自分の中から答えが出てくるのを体験できます。
「答えは自分の中にある」と言われますが、その答えが出てくるまでに、これまでたくさんの時間を使っていたのが、わずかな時間で それを自然な形で引き出すことができます。
普通のコーチングでは、言葉を使ってそれをやっていくわけですが、保健室コーチングでは、体を使うことで、人生経験、参考体験が少ない小学校低学年でも自分なりの答えを引き出すことができます。
保健室に駆け込んでくる子供たちの多くは、自分の想いを上手に表現できない子たち。
そうした子供たちに「ことば」だけによるコーチングやカウンセリングは 限界があります。
脳の深い部分では、時間と空間の概念はないといわれています。つまり、無意識レベルでは、「今ここ」だけ。そして、イメージと現実の区別がつかない・・・。
この特性をフル活用したものが、ハイパーソリューショントークです。
このワークの後は、今まで問題に感じていたことへの解決に向けて「モチベーションが一気にあがりました」というシェアが聞かれました。
目の前の問題をどうするか、に終始してしまうと、非常にエネルギーがダウンします。
本当にわずかな体の動きといくつかの質問をするだけで、、あっという間に問題に対する認識が変わり、解決に向けて動きだそうとする意欲がわいてくるのです。
あっという間の1日。
少人数ということで、ランチも、みんなで一緒に食べました。
今回も 名古屋港駅近くの インドカレー店。
ウエイトレスのおねーちゃんも ウエイターのお兄ちゃんも 相変わらず、ちょっとだけぬけていて、面白いです。相変わらず、日本語 まだちょっと・・・笑
でも、味は二重丸。
明日は何を食べようかな。