姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

【講座の感想】授業で質問を変えたら、生徒が自ら問題解決を図ることができた

2022年12月19日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。


今日のテーマは
「授業で質問を変えたら、生徒が自ら問題解決を図ることができた」です。


保健室コーチングベーシックコース名古屋10期第2講の感想が届きました。
名古屋10期は、なんと養護教諭の参加者はゼロ!

 

家庭教育相談員さんや小学校英語教師、高校の数学教師など、初めて、養護教諭の先生だけのコースとなりました。

 

講師の毛利恭枝先生が、「初めてのケースで、今までと違って興味深いです」とおっしゃっていました。
今回、感想をくださったのは、高校の数学の先生です。

 

授業構築にスモールステップコーチングの活用、授業中の生徒への声掛けもコーチングを活用されています。

 

保健室コーチングは、スキルや知識を学ぶ講座ではありません。
ベーシックコースは、なぜ、オンラインでやらないのか、それは、コースに参加すればわかります。

質問カードで「自分と向き合う質問」をやった際に5つの問いに行き詰まり、自分の中に答えがないことを痛感した。
この先10年、20年・・・後に自分がどんな生き方をしたいかイメージするが、単なる感心や憧れと自分の未来像を混同しているような気もして、今一つ確信が持てない。講座の後、自分がこの先どう在りたいのか釈然とせず、頭の片隅から離れなかったが、一度ノートの心境を書き出してみることで、今自分は理想の未来像を求めている状態なのだと認識することができた。


授業を構築する際にスモールアクションプランコーチングを取り入れてみた。ねらいへの意識もそうだが、顕著だったのは「授業前の現状」を捉えることに意識が向いたことである。取り入れてから授業の進度は遅くなったが、授業が生徒にとって「教えられたことを身につける時間」から「試行錯誤しながら問題解決に取り組む時間」にしたいと心掛けるようになった。また、授業後に議論をする生徒が増えたと感じる。一方で、大項目・小項目の住み分けが曖昧になることがあり、形式的になってしまう時があるのは今後の留意点でもある。


演習の中で、「なんで?」という問いが思いのほか答えにくいものだと認識した。生徒との個別のやり取りの中で、「なんで?」を封印して「〇〇って何?」「・・・どうする?」という質問を基に生徒の力で問題解決を図ることができた。何より科目への苦手意識を持つ生徒も多いクラスであった中で、熱心に生徒が学習に取り組む姿がみられたことは収穫であった。一方で、全ての内容が質問だけで引き出せる訳ではないとも考えており、教えること、引き出すことの見極めの大切さも感じた。


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