(株)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原規歌です。
今日のテーマは
「息がぴったり!は、最高の〇〇〇」です。
スポーツ競技などで
「あのコンビは息がぴったり」
という表現をされることが
ありますね。
今日は、意外と知られていない
「呼吸」の秘密について
お話しします。
息がぴったりとは
当たり前ですが
呼吸が合っているということです。
つまりお互いにペーシングしている
という状態です。
ペアスケート、ダブルス競技に限らず
コンビネーションが必要な
チームプレーも
同じですね。
バレー、サッカー
大縄跳び、漫才、ダンスパフォーマンス
合唱・・・
数え上げると、きりがないほど。
桑原は
中学、高校とバレーボールをやっていましたが
レシーブ、トス、アタックも
呼吸が合っているかどうかは
大きいですね。
高度な技術(時間差攻撃など)では
さらに
絶妙なるコンビネーション
によって生まれます。
大学時代は
空手部のマネージャーをしていましたが
武道においても
呼吸の乱れは
そのまま結果となって
現れます。
野球の強豪校は
お互いに「声」を掛け合いますが
これも呼吸です。
保健室コーチングでも
「呼吸」の大切さを
お伝えしています。
呼吸は
ほぼ1分間に12~20回。
だからと言って
人間は
「1分間に12回呼吸しなきゃ」と思って
呼吸しているわけではありません。
自律神経の働きで
ちゃんと無意識に呼吸できます。
しかし、同時に
「意識的に」呼吸を停めたり
深い呼吸をしたりということも
出来ます。
呼吸は
「無意識」と「意識」の
両方につながっています。
つまり
意図的に人の呼吸に合わせることも
自分の呼吸を整えることも
できるということです。
そして、
人の心の状態に
呼吸は深くかかわっています。
緊張すると
ドキドキします。
でも、心臓に
「もっとゆっくり動きなさい」
と言っても
ムリですね。
そこで
多くの人は
深呼吸をしたり
息をゆっくり吐く
等の行為をします。
呼吸を変えることで
自分の状態を整えることができます。
人とのかかわりにおいても
相手の呼吸に合わせることは
相手の無意識レベルに
ペーシングすることでもあるのです。
プロスポーツは
単に動きがあっているのではなく
無意識レベルで
その内的世界がお互いにペーシングされているのです。
学校教育で
大縄跳びや合唱をすることがあります。
(今は、なかなかできなかと思います)
どちらも、いかに呼吸が合っているかが
結果を左右します。
これに取り組むと
自然と呼吸を合わせることになり
無意識レベルでの
ペーシングができるのです。
昔から「呼吸」を大切してきた
日本文化が生み出した
人とのつながりを深める
とても素晴らしい
方法なのです。
桑原が教育困難校に赴任した時
生徒たちは
合唱がうまくできませんでした。
学級が落ち着かないクラスも
教師と子ども
子ども同士の
呼吸がバラバラです。
しかし、信頼関係を軸にした
健康教育の実践で
学校が立ち直るとともに
素晴らしい合唱をするようになりました。
無意識レベルで
共鳴し合っているので
人の心に響くのです。
子どもとのかかわりにおいても
スキルで何とかしようとする前に
ちゃんと相手の呼吸を読み取って
しっかりペーシングしなければ
何も始まりません。
テクニックで
目の前の子どもを何とかしようとする前に
ちゃんと
呼吸ペーシングをする、ということです。
呼吸の早さは「VAK」とも関係が深いので
呼吸を合わせるだけでも
VAKにペーシング出来ます。
教育における呼吸の効用を理解し
日常で役立ててくだされば
と思います。
それでは
今日も、希望を胸に
すてきな1日を作りましょう!
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2020年10月6日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
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