2月にお邪魔した 福井県の中学校の学校保健委員会で
「自他を尊重した本気コミュニケーション」というタイトルで
学年ごとに講演をさせていただきました。
その感想が届きましたので ご紹介します。
【生徒さんの感想】
◆私は周りの目が怖くて、今まで「本当の自分」を見せられる人があまりいませんでした。
そして、自分でも「本当の自分って何だろう」って見失っていました。
本当の友達は作るものじゃないと私は思います。
本当の友達が欲しいと思っていれば、
自然にできるものでもなければ、
「本当の友達になって」とお願いしたらなってくれるものでもありません。
自分が相手に心を開いて、相手を信じ、初めて相手も心を開いてくれる。
自分に何かあった時、相手に何かあった時、お互いに助け合えるような
そんな友達を大切にしたいと思います。
私はこのクラスで過ごせる残りわずかな時間の中で、
クラスの人のいいところや悪いところ全部含めてみんなの個性を探して
、最後にはこのクラスでよかったと思えるように自分を見つめなおして、悔いのない生活をしたいです。
◆周りに合わせて自分の意見を言えないということがあります。
嫌われたくないという思いで、いつも自分の意見を言わず、周りの意見に流されてばかりでした。
ラインなどで、既読、未読、無視をしたら嫌われる・・・
いつも自分の意見・思いなどより周りの意見を聞くことが多く、
知らないうちに何の罪も無い人の悪口を友達と一緒になって言っていたこと、
知らない間に誰かを傷つけてしまったかもしれないこと・・・
この話を聞いて、深く反省しました。
自分の意見をみんなに言おう!と心がまえができたことを
本当に本当にうれしく思ってます。
◆私達がけんかをしたり、嫌な思いをしたり、つらい思いをしたりするのは、
人と人との考え方や思っていることの違い、自分自身の勝手な妄想でできていることだと聞いて、
私がしたことのある苦い思い出も、もしかしたら、あの時思っていたこととは違っていて、
話し合ったりちゃんと理由を聞いていたりしたら、あんなことにはならなかったのではないか!
と思い返すことができました。
人は「その人は意地悪をよくする人だ」と聞くと、
その人の意地悪をするところばっかりに目がいって、
その人の良いところを1つも見つけようとしないそうです。
今まで私もそういう見方をしてしまった時があったなぁと思いました。
これからは、友達にあの人はあーでこーやでって言われても、そう思わず、
他のよいところをたくさん見つけていくようにします。
◆他人の見える点だけを見ていてもその人のことは分からないし、
その人の全てを見られていないということがわかりました。
また、「人に受け容れてもらえない」と思うより、
まず、「相手のことを受け容れよう」としていくことが大切なのだと思いました。
自分は、相手のよいところを探すようにしていきたいです。
◆相手の悪いところばかりを見ずに、新しい角度から良いところを見るようにしたいと思いました。
自分と相手の言ってることが同じ意味で使っているとは限らないという話は確かにそうだから、
これからは気をつけないといけないと思いました。
◆僕も、友達や親と話をしている時、話が伝わらなかったり、
意味が分かっていない時があったりと今日の話を聞いても、あるなと感じることが何回もありました。
たまに、相手と話している意味や内容が分からなくて、困ったり、
けんかしたりしているときもありました。
これからは、自分の価値観だけではなく、相手は、今何を感じて何を考えているのかも理解し、
相手に伝わるように話をしてみようと思いました。
◆これから勉強やスポーツでも、「できないなあ」と思うのではなく「できる!」と思うようにします。
そうすれば自分のやる気も上がり、自分の脳も「できる」と思うようになり、
少しずつ自分を変えていくことができるようになると思います。
ちょっとしたことを変えるだけで脳も変わるんだな、と思いました。
◆テストの時とか、わからない問題は、ずっと頭の中で「分からん。分からん」とずっと言っていたから、
分からないんだと思いました。テストの時などわからない問題でも
ずっと「分かる」と思いながら解いていきたいと思いました。
部活の試合などで、すべて「できる」など、良いイメージをもったまま試合にのぞみたいと思いました。
◆誰と接するにしても、まず自分自身の気持ち、意見を持つことが大切なんだということが分かりました。
人との関係の中で、自分の思い込みで勝手に落ち込んだりすることはやめようと思います。
本当の自分を出さずに苦しむということは、本気で接することのできない自分もつらいけど、
相手から見たら、「自分に対して本音で話してくれない」と思うからです。
◆たまに、わからん 知らん を発言していたので、これからは「がんばろう」に変えていこうと思いました。
苦手と思っていた人の見方を変えてみて、新たな発見ができるようにしたいと思いました。
脳は、自分の言葉や相手の言葉のとおりに働くのなら、みんなでいい言葉をかけ合って、
みんなが幸せになれるように変えていきたいと思いました。そのためには、
まず自分から直していって、そこから他人へと移していけたらいいと思いました。
◆思春期の悩みは、自分が思い込んで(考えすぎて)おこることが分かりました。
人のせいにしてしまったり、どうせ私なんか・・・と決め付けてしまったりすることも
妖怪に例えてよく分かりました。クイズで脳がどう認識しているのかも分かりました。
何でもかんでもムリとあきらめずに、できると自分に言い聞かせてがんばることが大切だとわかりました。
相手は自分と違うとらえ方をしているかもしれない。
同じことを思い浮かべている人は誰一人いないということを学びました。
◆言葉の脳への影響はとても大きいということを知りました。
僕はいつも「無理やって」とか「知らん」、「わからん」、「できん」とか
そういうネガティブな言葉を連発していました。でも良く考えると、
それでよい結果になったことなんてありませんでした。
なので、ネガティブな言葉はあんまり使わずに、前向きな言葉を連発していこうと思います。
◆友達の意見や人の意見にとらわれて、自分の意見が言えなかったり、
「返信しなかったらどうしよう・・・」という考えで人に合わせ、
夜遅くまでラインやメールなどを行ったり・・・。
これからは少し嫌われてもいいので自分の意見を言ってみようと思います。
自分の「妄想」で変な勘違いをして悩んだり、返信しなきゃいけないという気持ちは捨てようと思いました。
◆脳と言葉はつながっているということに納得しました。
でも、無理という言葉をよく使ってしまったので、これからの私の人生のためにも
使わないでおこうと決めました!!! また、私達はグループの中にいても孤独だったり、
一人だけど一人じゃないという言葉にとても感動しました。
だから相手に合わせるだけでなく、個人を尊重していこうと思いました。
嫌な自分もあるけれど、ちゃんと認めることで、幸せになれるとわかりました。
◆自分一人で、物事を決めつけ、他人の話をきかないということは私も実際ありました。
あの子のせいで・・・などと決めつけずに、自分にも原因があるかもしれない、
何が悪かったのかということを考えるのが大切だと思いました。
◆コミュニケーションをとることは、前までは難しいそうだなと思っていたけど、
実はそれほど難しいことでもないと思いました。
人は、みんな考え方は違うんだから、いろいろ考えを話し合えばどんなトラブルも
解決できるのじゃないないかと思います。
友達や家族の人とトラブルが起きることもありますが、しっかり話し合って人と関係を大事にしたいです。
◆ポジティブがよくてネガティブが悪いわけではなく、
自分の意思は相手に伝えて解決していきたいなと思いました。
人は一つのものに集中すると、周りが見えなくなることがわかったので気をつけていきたいです。
友達関係で上手くいかないことがあったら、自分の思い込みで、友達に裏切られたとか思うのでなく、
ちゃんと話し合ってうまくやっていきたいです。
人とのかかわり方に対して考えて行動していきたいです。
◆相手と話を合わせることが大切なんじゃなくて、自分の考えを素直にぶつけることが
大切なことだということが分かりました。
自分が勝手に思い込んで一人で悩んでしまうこともあるんだと思いました。
自分の中で知らないうちにルールを作ってしまっていることもあって、
それを守らないといけないと思っているのは自分だけで、
相手は思っていないかもしれないということを考えることも大切だと思いました。
◆私は、人によく流されてしまうので友達と話している時などで、
自分の考えをきちんと話し合える友達をつくっていきたいです。
今のままでいると、自分の考えがわからなくなってしまいそうです。
人にはちがった意見をもっているので、それを否定せず理解したいと思います。
妄想だけで生きるのではなく、きちんと現実を見てくらしていきたいと思います。
◆これから、嫌やダメなどネガティブなことばかり思わず、大丈夫やまだいけるなど
ポジティブに考えるようにしたいと思いました。
LINEの話も自分でいつ止めればいいか分からなくなるときもあったり、
みんなに合わせてしまったりしているときもあるので、すごくためになりました。
仲間外れになるからと心配して、自分の考えを言えなかったこともありますが、
これからは人は誰しも同じじゃないと思って自信を持って主張していきたいし、
じっくり話し合っていきたいです。
◆今日の話を聞いて、「ムリ」や「わからない」などの否定の言葉を
日常生活でよく使用していることを思い出し、その言葉を使用した後、
気持ちが沈んでいたので、脳がそのような環境を作っていると聞いて、なるほどなと思いました。
そして、もっと大切なことは、自分自身のよいところを自分でみつけることであるということです。
相手を気にしていたら、自分の悪い所にしか目がむかないので、
自分に自信が持てず妄想してしまったり、相手の悪いところにしか目が向かなくなってしまう
ということを学ぶことができました。
これからは、自分自身で少しでもいいから良いところを見つけていきたいと思います。
◆自分に当てはまる部分があって、もっと自分にプラスになることをしていきたいと思いました。
受験とか友達のこととか、不安になることがあるけど、
自分を受け入れて信じていろいろなことを乗り越えていきたいです。
ネガティブなところも全部含めて自分なので、それを理解していきたいです。
◆本当の自分を出すことはとても大事なことだと思った。
でも、今の社会で自分を出しても周りにいる人は、
ほとんどが他人と合わせることを優先的に考える人だと思うので、
すぐにそのことを認められることは難しいと思う。
ただ自分を出して自己主張するのではなく、
他人に合わせることも少しは覚えなければならないと思う。
それによって「自分」「個」というものが無い人間になることはあってはならない。
◆私は、悲観的になることやイライラして怒鳴ってしまったりすることもありましたが、
もう一度自分自身を見つめなおして他人への対応を改めるべきだなと思いました。
言葉一つで大きな勘違いを生んでしまったり、他人を容易く傷つけることができてしまうので、
意見を言う時には、これで大丈夫かと考え直し、慎重に言葉を選ぼうと思う。
◆自分が「探そう」「見つけよう」などと思っていないと
見つけることができないと言うことを知って、
積極的にすることは、とても大切なんだなぁと思うことが出来ました。
なので、これからずっと「がんばろう」と思い、あきらめずに努力しようと思いました。
◆コミュニケーションは、自分が、相手を尊重して合わせていればいいと思っていたけど、
違うんだなと思いました。
他人にばかり合わせて自分を見失うのも少し分かる気がしました。
他人に自分の性格や雰囲気を決め付けられると、
自分自身も思い込みで、自分をつくってしまうことがあったからです。
、「周りに合わせないと」という空気がクラスにあるので、
自分の意思を持って物事をちがった見方をすることも大事なんだということを学びました。
これからは、自分をしっかりもって、コミュニケーションをとっていきたいです。
◆私は人と違うことをするのが苦手なので、周りと同じ行動をとってしまいますが、
これからは自分の意見を出しながら行動できるよう心がけたいです。
【感想終わり】