【2006年の記事】
小林正観さんが、その書籍でこんなことを書いていらっしゃいました。
「思い通りにならないこと=四苦八苦」
愛別離苦 (愛している人と別れる苦しみ)
怨憎会苦 (うらんでにくんでいる人とあわなければならない苦しみ)
求不得苦 (求めるものが得られない苦しみ)
五蘊盛苦 (色 受 想 行 識)が行き過ぎてつらいという苦しみ
ちなみに五蘊とは、人間が何かに対して論評・評価をすることだそうです。
こればかりをしていると、つらくなるという意味です。
「暑いも寒いも重いも軽いも全部自分が決めている」
あー。そうだ。本当にそうだ。
すべての選択は、自分がしているのです。
四苦八苦とは、不幸や悲劇に対してがんばってます!ってことじゃなく、
「思い通りにならないこと」に他ならない。
思いがあって、その思いが強すぎると、思い通りにならないことがより苦しくなる。
「思い通りにしたい」という思いがあるから苦しくなる。
それは、執着。
最近、わかったことがあります。
いろいろなセラピーを受けて、いろいろな学びをして、いろいろなスキルを学んで・・。
それでも、とらわれた思いから、解放されない。
なぜだろうか。
もう、最後に残っているのは、「自分」
「自分がどう考えるか。どう行動するか」だけが残ったから。
後は、自分が踏み出すこと。
心のやすらぎを、自分の中でどうとりもどすか。
自分自身のあり方にかかっている。
ただそれだけなんだと。
最初も最後も「自分」なのかもしれませんね。
私は、自分自身でコントロール出来るモノってなんですか?って時々、クライエントに質問します。
初めは?ですが、長い事考えて貰っていると、
「あっ!自分ですね」って気づきが生まれるんです。
その時の笑顔っていつもステキだなぁって嬉しくなります。
(^_^)v
正観さんにちなんで、合掌
自分が一番分からなくて、厄介ですね。
ゆうじさんのブログも、時折、拝見して、その深さに感動しています。
これからも、いろいろ教えていただきたいです。