今年の24時間テレビのテーマは「人生を変えた瞬間」
一時期、この24時間テレビから気持ちが離れてしまった時期がありました。
しかし、このところ、今までの学びが出来事、読んだ本、人との出会い、人のことば・・・・いろいろなものに、全てリンクし、不思議なくらいにシンクロしています。
そして、気づきがたくさんあります。気づくことは、頭での理解が、からだに落ちる(腑に落ちる)ということへの通過点であるように思う。(自分の中では、腑に落ちるそのものではないと思っています)
24時間テレビでの、さまざまな生き様を見せていただきました。
ちょうど、昨日は、村上和雄さんの本を読んでいました。その合間合間に24時間テレビを見ていたのですが・・・。
村上和雄さん(筑波大学名誉教授)は、遺伝子工学の科学者です。この先生はの本は、これまで3冊読みました。今回読んだ「遺伝子ONで生きる」
遺伝子オンで生きる―こころの持ち方であなたのDNAは変わる!村上 和雄サンマーク出版このアイテムの詳細を見る |
NLP心理学で学んだこと、その概念とぴったりマッチすることを、科学的な視点で書かれています。心理学なんて怪しいとか科学的でないと感じていらっしゃる方、もっとロジカルなものしか信じられないと考えられている方は、村上さんの本を読まれるとよいと思います。
彼が、行っているのは、「遺伝子ON」という考え方。
遺伝子には、「生命の暗号」が書かれています。DNAの中に書かれた暗号。遺伝子というと、固定されたもの、運命的なものととらえられがちなのですが、決してそうではない・・・ということが村上先生のシリーズ本でわかります。
遺伝子は、ONになっているものとOFFになっているものがある。
自分にとってよいものをONにして、よくないものをOFFにするということが、私たちにはできるのです。
「運命が変わる瞬間」を経験した人は、同時に人生を変えるための何かしらの遺伝子がONになっています。今回、24時間ランナーに挑戦した欽ちゃんは、この依頼を受け、「マラソンは断れるけど、24時間テレビは断れない」という思い、そして、「がんばっていたあの頃の欽ちゃんに会いたい」という思いがありました。
その時、欽ちゃんの「走る」という遺伝子がONになったのだと思います。
運動嫌いの欽ちゃんのトレーニングが始まったのが10月。はじめは300メートル走るだけだった欽ちゃんが、トレーニングを重ねる中で走る距離をどんどん伸ばしていけたのも、そのための遺伝子がONになったから。
村上先生は、遺伝子がONになる時とか遺伝子ONになりやすい人というのを次のようにあげていらっしゃいます。
(1)思い切って環境を変えてみる⇒ただしタイミングがある
(2)生命が危険におかれたとき。
(3)ネガティブストレスをポジティブストレスに変え、自分の中に目標が出来たとき
(4)よりよい人との出会いがあったとき
(5)他人のためにつくす生き方をしているとき
(6)感動したとき(感動できる感性を持っていること)
(7)チャレンジすること、目標を持つこと
(8)大きな愛とのふれあい
(9)感謝が出来る人
ざっとこんな感じでしょうか。
24時間テレビで、欽ちゃんの最後のゴールで会場の人、沿道の人、視聴者の人がひとつになって彼のゴールを祈っている姿は、感動でした。そのようすをからだで感じていた欽ちゃんの中にまたあらたな「遺伝子ON」が起こったのではないでしょうか?(祈りと遺伝子ONの関係についてはいずれまた書きます)
本の中には、NLPの概念と非常によく似た考え方が記されています。
たとえば
「ストレス自体には ネガティブもポジティブもない。それを意味づけしているのは、人間であり、ネガティブストレスすらも、考え方ひとつでポジティブストレスに変えることが出来る」
「自分の身におきることは、よいことも悪いことも、何らかの意味をもっていることがわかる。そのときは、どんな意味があるかわからないけど、たとえ悪いことでも、一生懸命に取り組んでいると結果的には、よい結果に結びつく」
こんなことが書いてあります。まさに、NLPの概念と同じです。
私の人生が変わったとき・・・それは・・いくつかあります。
まさに、ここ数年、人生の転換期を迎えています。