姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

保健室コーチングを進路指導や生徒指導に活用された 学年主任の先生の実践事例

2015年11月25日 | 保健室コーチング

 

保健室コーチングベーシックコース 関西2期 受講生さんからの感想&実践報告が届きました。

今回は、高校の学年主任である2名の先生が 保健室コーチングを 進路指導や授業等で活用された事例を紹介します

 

    

 


感想紹介(1)

【これまでなんて多くの事に気が付かなかったのか】

2講を終えてからの1週間を振り返ると

「なんていろんなことがあったのか!」 そして

「これまでなんて多くの事に気が付かなかったのか!」の連続でした。

 2講の1日目の8フレームアウトカムのワーク中に

「自分の問題を考えていない」と姫先生に教えていただいてから

魚の小骨がとれないような感じで2日目に参加しました。

2日目のワークで質問する側から、一生懸命考えて泣きながら答えている可愛い先生を前に

「で、何が問題なの?」と言い続けているうちに、

不思議と自分の問題も輪郭が見えるような気がしてきました。

この講座への参加も自分で選んだことなのに、自分は常に何かに依存し、

どこか自分の芯の部分では考えていないと気が付きました。

これまではワークは困っている弱った生徒に使おうとそればかり考えていましたが、

今回は「これは私の仕事に対する取り組み方に使えるぞ」、

「これは少し形を変えて生徒に自分の現在の状態確認(実技や勉強)に使えるかも…」と、

帰りの電車では不思議とすっきりした気持ちになっていました。

 翌日さっそく担当する3年生徒が図書室で泣いている、

担任もカウンセラーもつかまらないのでお願いしますとの呼び出し。

不愛想で能力は高いが授業に出ない、集団で動けず、脱走癖もあり、

いわゆるどうしていいか手を焼く生徒です。

生徒の横に座ってどう切り出そうかと思った時に、

これまでなら「どうしたの?」から始まっていたのですが、

その時は「私と話したい?」という言葉が口から出ていました。

あれ?と自分が思っているうちに黙り込む傾向のある生徒が

「上手く言えんけど…」と答えてきて

「で、何が問題なん?」と言っている自分。

「授業戻るかどうする?」と聞くと

「戻らんなんけど泣いた顔のまま入れんからもう少しして戻る」と自分で決め、

落ち着いたら教室に戻りました。

これまでなら教室に入る姿を見届けないといけないという感じだったのですが、

今回は途中まで一緒に歩き

「今私はこんな勉強をしとるんや。あなたにもワークしようか?」と話したら

「興味あるし今度して。」と言われました。

あまりに自然に会話していることに、驚き感動していました。

彼女の話を聞いていると一生懸命もがいていることも分かりましたし、

この頃心理学や哲学の本を読んでいると言っていたので

タイミング的に引き合えたのかもしれません。

ただこの学びをしていなかったら彼女とこんな時間が持てなかったと思いますし、

本当に「自分は今まで何見てたんだろ?」と

「まだまだきっと見えることがあるぞ!」という気持ちになりました。

嬉しいこともあり失敗して落ち込むこともあり、

毎日形を変えて自分の前に現れるすべての事象に対してこれまでと少し違って、

自分を持って相手を受け入れる感じを持つだけで冷静に動ける事を実感する1週間でした。

土曜日、国公立大学推薦組の生徒に8フレームアウトカムと

スモールステップのワークをやってみました。

一所懸命望む状態を考えている様子や「さっそく○○やります!」と帰っていく姿をみて

「よし!私もレポート書くぞ!宿題やるぞ!」と思いました。

本当にありがとうございました。3講も楽しみです。またよろしくお願いいたします!

(高校教諭 学年主任 O先生)



感想紹介(2)

 【質問ってすごい! 】

今回も本当に参加して良かったです!

今回のラストのコクボクエスチョンにやられました!M先生とペアを組みました。

「で、何が問題なん?」に答えていく中、

私の今までのそんなこんなをたくさん聞いていただきました。

質問ってすごいです!超感激♡♡♡やみつきになりそうです。

涙がいっぱい出て、毒もでて、何か憑き物が落ちたような感じです。

今現在もスッキリした気分でこれからも大丈夫!です。(宣言)


第2講の中での実践事例の発表では、

自分が日頃面接を重ねてやっていることを披露させていただき、ありがとうございました

皆様に伝わったかどうか?ですが、とにかく継続していく所存です。

このような発表の場も自分にとって成長の場になるのかもしれませんね。

皆さんの実践のコーナーも今後作っていただけたら有難いです。

 

本当に“感謝”の一語につきます!すぐに実践したことを箇条書きに書いてみます。


①第2講終了翌朝・・・


学習時間調査のコメント欄にお題をつけ、

「1年後どうなっていたいか」具体的に書かせました。

皆一生懸命に考えて書いていました。

イメージが湧いている生徒が多く嬉しくて、私もコメントについてのコメントたくさん書きました。


②1年生の英文法の授業で

「1年後どうなっていたいか」「5年後どうなっていたいか」

「10年後どうなっていたいか」と問いかけて考えさせてから授業を始めたところ、

学力も低く落ち着きない生徒が多い学級での取り組みですが、

いつもより集中して説明を聞いていたり問題に取り組んでいました。

毎回何かお題を投げかけたいと思います。

③なんと!推薦入試のための個別の面接練習で

「さらにどんないいことがある?」を連発したら、

生徒一人ひとりから、いい答えが沢山出てきました。

私は感激して涙がでそうになるのを必死でこらえていました。

今までなかなか自分の想いが出てこなかった生徒が一生懸命に考え答えていました。

教師名利につきる瞬間でした。

まだまだですが、悶絶に耐えられる自分、待つことができる自分になれてきたような気がします。


④同僚の新婚の先生に少し質問のワークについてのレクチャーをしたら、

なんとオファーが来ました。

さっそくフレームアウトカムをやりました。

ハッピーオーラに包まれ、私まで身体がほてって、ハッピーになりましたよ♡


⑤関西2期メンバーで日々のシェアリングとワークシートや保健だよりを写メって

情報交換をスタートしました。

 

(N先生 高校英語教諭  学年主任)



 

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