2年生,1年生に引き続き,7月1日は3年生の健康セミナーが行われました。担当の前沼先生の熱い思いが,形になりました!!
3年生の生徒達は,心のそこに温かいものを持っている。しかし,それが,毎日の生活の中でふたをされた状態のままになっていることを日々の生活から感じている。やさしい気持ちがありながら,表面的に出てくることばは,人をからかうものであったり,あるいは傷つけてしまうのものであったりする。彼らの中にあるやさしさを引き出したい。そのために,彼らのふだんの生活の中にはない何かが必要だ・・・。そんな生徒に対する熱い思いから,「障害を持った人との交流会で彼らの中に眠っているやさしさを引き出そう!」と提案されました。
前沼先生が,前任校で「福祉実践教室」として行ってきた内容を,本校の健康教育とリンクさせ,生徒自身に考えさせた新しい形での交流会として行うため,生徒との話し合いと「福祉施設 くるみの里」の職員との熱い話し合いの中で,企画がすすみました。
当日は,くるみの里の職員の方の話や障害を持った「みっちゃん」の「伝いたい思い」に生徒達が真剣に聞き入る姿がすばらしかったとともに,交流会での「どうやったらほんとうの交流になるのか」をリーダーを初めとする生徒達の臨機応変の対応で,心温まるセミナーとなりました。
大きな紙で,いっしょに鶴を折る場面では,みんなが床にはいつくばって鶴をおっているのですが,車椅子の人は,床に降りることができません。それでは,「交流にならなない」と気づいた生徒が,床の紙を持ち上げて,「ここを持っていて!」と車椅子の方を参加させることにしました。先生からの指示でもない,自分達で気づいてバリアを取り払ったのです。そのことで,車椅子の人は「一緒になって」鶴を折るという作業に参加できたのです。その気づきこそが,すごい!!!
また、ハンカチおとしのゲームを行ったクラスは、いつもはちょっとは見出し気味の生徒がニコニコして参加している姿もとても印象的でした。
風船をとばして遊ぶゲームでは,一度に何個もの風船を入れました。すると,そのスピードに障害者の人がついていけないのです。すると,それに気づいたリーダーのM君が「ストップ!風船回収!!!入れすぎた!!一個ずつにするぞ☆」と声をかけます。そして,一個ずつをゆっくりと輪の中に入れていきます。すると,他の生徒たちもその意味をすぐにくんで,ゆっくりと風船を打ち出します。そして,さりげなくその風船に障害者の人がさわれるようにそっと風船を障害者の人に回していきます。そして,慣れてきた頃を見計らって,次の風船を入れていきます。それを繰り返すうちに,たくさんの風船を輪の中に入れても,初めとは比べ物にならないやさしいムードで風船ゲームが進んでいたのです。
閉会の時に,障害者の方のお一人がどうしても自分の口からお礼を言いたいとあいさつをされました。それは,心からの「ありがとう。来年もここに来たいです。」ということばでした。
それは,3年生の生徒達がつかんだ,人の心であったと思います。
レールに乗せられた形どおりの行事ではなく,彼ら自身が作り上げた「行事」のすばらしさを物語るものであったと思います。
学校の行事はとても多いです。行事をこなしていくだけのことならば,それはカンタンなことです。しかし,ひとつひとつの行事を通して,「生徒の何を育てるのか」をしっかりと話し合い,それによって半歩でも一歩でも生徒の成長をしかけていくこと・・・。それこそが,教師の大切な役目であると改めてかんじるこができました。
1年生も,2年生も,3年生も,すばらしい健康セミナーが実現した思っています。先生方のお力に,コーディネーターの私から,心よりお礼を言いたいです。
そして,本校の健康教育の方向性が間違っていないと確信することができました。
なによりも,北部中生徒達のすばらしさを実感しました。
3年生の生徒達は,心のそこに温かいものを持っている。しかし,それが,毎日の生活の中でふたをされた状態のままになっていることを日々の生活から感じている。やさしい気持ちがありながら,表面的に出てくることばは,人をからかうものであったり,あるいは傷つけてしまうのものであったりする。彼らの中にあるやさしさを引き出したい。そのために,彼らのふだんの生活の中にはない何かが必要だ・・・。そんな生徒に対する熱い思いから,「障害を持った人との交流会で彼らの中に眠っているやさしさを引き出そう!」と提案されました。
前沼先生が,前任校で「福祉実践教室」として行ってきた内容を,本校の健康教育とリンクさせ,生徒自身に考えさせた新しい形での交流会として行うため,生徒との話し合いと「福祉施設 くるみの里」の職員との熱い話し合いの中で,企画がすすみました。
当日は,くるみの里の職員の方の話や障害を持った「みっちゃん」の「伝いたい思い」に生徒達が真剣に聞き入る姿がすばらしかったとともに,交流会での「どうやったらほんとうの交流になるのか」をリーダーを初めとする生徒達の臨機応変の対応で,心温まるセミナーとなりました。
大きな紙で,いっしょに鶴を折る場面では,みんなが床にはいつくばって鶴をおっているのですが,車椅子の人は,床に降りることができません。それでは,「交流にならなない」と気づいた生徒が,床の紙を持ち上げて,「ここを持っていて!」と車椅子の方を参加させることにしました。先生からの指示でもない,自分達で気づいてバリアを取り払ったのです。そのことで,車椅子の人は「一緒になって」鶴を折るという作業に参加できたのです。その気づきこそが,すごい!!!
また、ハンカチおとしのゲームを行ったクラスは、いつもはちょっとは見出し気味の生徒がニコニコして参加している姿もとても印象的でした。
風船をとばして遊ぶゲームでは,一度に何個もの風船を入れました。すると,そのスピードに障害者の人がついていけないのです。すると,それに気づいたリーダーのM君が「ストップ!風船回収!!!入れすぎた!!一個ずつにするぞ☆」と声をかけます。そして,一個ずつをゆっくりと輪の中に入れていきます。すると,他の生徒たちもその意味をすぐにくんで,ゆっくりと風船を打ち出します。そして,さりげなくその風船に障害者の人がさわれるようにそっと風船を障害者の人に回していきます。そして,慣れてきた頃を見計らって,次の風船を入れていきます。それを繰り返すうちに,たくさんの風船を輪の中に入れても,初めとは比べ物にならないやさしいムードで風船ゲームが進んでいたのです。
閉会の時に,障害者の方のお一人がどうしても自分の口からお礼を言いたいとあいさつをされました。それは,心からの「ありがとう。来年もここに来たいです。」ということばでした。
それは,3年生の生徒達がつかんだ,人の心であったと思います。
レールに乗せられた形どおりの行事ではなく,彼ら自身が作り上げた「行事」のすばらしさを物語るものであったと思います。
学校の行事はとても多いです。行事をこなしていくだけのことならば,それはカンタンなことです。しかし,ひとつひとつの行事を通して,「生徒の何を育てるのか」をしっかりと話し合い,それによって半歩でも一歩でも生徒の成長をしかけていくこと・・・。それこそが,教師の大切な役目であると改めてかんじるこができました。
1年生も,2年生も,3年生も,すばらしい健康セミナーが実現した思っています。先生方のお力に,コーディネーターの私から,心よりお礼を言いたいです。
そして,本校の健康教育の方向性が間違っていないと確信することができました。
なによりも,北部中生徒達のすばらしさを実感しました。