今日から3学期。
始業式では、校長先生が、「本校最後の学期です。あと何回校歌を歌えるでしょうか。
本校の最後を、充実した毎日にして過ごしましょう」というお話をされました。
本校も閉校まであと3か月になりました。
さびしいですね。
始業式の全校生徒を、後ろから見ていると、いろいろな思い出がもうすでに、わたしの中で巡っています。
保健室も、少しずつ片づけています。とはいっても、まだまだこれから感染症も流行する時期。
必要のないものからの整理になります。
11時半の下校の音楽とともに、保健室に、ちょっと立ち寄って雑談をする生徒もたくさんいました。
生徒が下校し終わって、午後からは、職員会があるので、3年生の先生方といっしょに食事をしました。
そこで、こんな話を聞きました。
主任の先生の大学時代の友人で、お店のコンサルタントをしている人がいるそうです。
その人は、いろいろなお店が繁盛するようなアドバイスをしているのですが、
「ぶれるな!」ということをよく言われるそうです。
自分が持っているビジョンを、周囲の雑音に惑わされてぐらつかせてはいけないということを、
コンサルをしながら伝えるのだそうです。
主任の先生は、「企業とか社会は、今、どんなことを求めているのか」ということを聞いたら、
「ちょっとこれが好きだから、という軽い気持ちでお店をもつなんて世の中は甘くない。
多くの人は、店を持つことが目的になってしまっている。
それでは、店を持ったら夢は無くなるのか・・。
そうじゃない。そのお店で何を伝えて、自分しかできないことは何かを考えていくのが大事なんだ」
・・・・・「ねぇねぇ、ケンジ先生、これって、先生たちがやってきたキャリア学習と共通した考え方ですよね」
「そうだろう?おれもそう思った」
職業=夢ではない!ということは、以前にもこのブログで描いたような気がします。
そして、高校に入ること=夢ではない。
それを達成することで、何を得たいのか?
それを達成することで、どんなことを社会に貢献したいのか?
それこそが大事。
自分以外の何者かになることではなく、自分が自分としてこの世に生まれてきたその目的を知り、社会に貢献する。・・
その大切さを、子供たちに伝えたいです。
それだけのオンリーワンの存在意義をだれもだもっているということを。
大変ですね。それだけに今居る子供達が可愛いのでしょうね。又、見守る子供が出来る事を願います。