姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

重苦しいカウンセリングのあり方に子どもたちはうんざりしている

2013年08月10日 | 講演・研修・講座・セミナー

 


 ずっと以前の記事でも 「“相談活動」=「カウンセリング」という図式には疑問があります”という内容のことを書きました。


 カウンセリングを否定しているわけではなく

 そこにこだわり過ぎること、別格視することに対しては 疑問があるなあというのは

 養護教諭として 現場で心身にかかわってきて

 受容と共感だけでは「何も進まないぞ」と感じてきたのですが

 独立以来、全国養護教諭さんとお話しする機会が増え、

 同じような疑問をもっている養護教諭さんや教師の方がいかに多いかを感じてきました。


 何度も言いますが カウンセリングを否定しているわけではなく

 だからといって コーチングが素晴らしいと言っているわけではありません。


 最近はコーチングを学ぶ人も増え

 逆にそれが、「なんちゃってコーチング」をする人の増加もあり

 危険な側面もあると感じています。


 では コーチングもカウンセリングも両方を包括するNLPがすごいのかといえば

 あまりに複雑で大がかりなスキルが多く 

 すべてそのままが 教育現場や子育ての場にフィットするかといえば

 それもまた 大きな疑問があるというのが 現場にいて感じたことです。


 最終的には

 何かのスキルとか○○法に頼ろうとすること自体を 一度 手放してみるって

 必要なことかなと思います。


 一番大切なのは 人間の仕組みそのものを 自分自身の課題を通して理解していくことかなと感じています。


 そうした基本をどこまでも深く自分の体験を通して 理解することで

 あなたがどんな手法を学んでいても そこに本当に命が吹き込まれるのだと

 独立以来、あらゆる場面で 感じてきたことでした。


 保健室コーチングでは 

 人間をあらゆる面から理解して どうやたったらクライアント自身も気づいていない思い込みや課題に関する解決の糸口を見つけるかということに視点をあてて学びを進めていきます。


 言語、からだ、五感の3つの視点から

 その子が表現しやすいアプローチをしていきます。


 今 学校現場では 『教育相談週間』などがあり
 
 子どもたちが困っていることをアンケートなどで調査したり

 担任の先生と一人一人面談するという取り組みがされていますが

 実はこうした取り組みに対し

 「アンケートに何か書くといろいろ聞かれてめんどくさい」

 「いきなり困ったことはないですかと聞かれても すぐに本音は言いにくい。」

 「コトバでうまく説明できないもやもは 自分でもその原因がわからないのに、あれこれ聴かれてうっとおしい」

 と、子どもたちは感じています。



 受容と共感をすれば 子どもが心を開くなんていうきれいごとの発想は

 スキルによるコントロールに変わってしまうこともあったりする。


 それは 教育現場だけでなく、ビジネスの場でも、子育ての場でも起きている。


 「相談活動」というものが あまりに 「特別なもの」であり

 それがちょっとした アレルギーになってしまっていることもある。


 あまりにあらたまっていて、子どもたちは逆に本音を言えなくなっている。 (もちろんすべてがすべてそうだとは言いません)


 私が 現場で感じてきたのは

 子どもたちが 「気軽に答えられる遊び感覚のもの」を導入に使うことで

 知らない間に子どもたちの奥深くにあるものが ふっと言語化されたり

 「あ、そうか」と気づいたり

 自ら答えを出したり。。。


 その事例は

「保健室コーチング実践事例集」(全国の保健室コーチング修了生が教育現場や子育ての現場で実践したアプローチの事例)をぜひ参考にしてほしいのですが

 先日、ベーシックコースを受講された先生からも

 「今まで通りのやり方で まったく口を開かなかった子が、保健室コーチングで学んだ切り口でアプローチを始めたら、

 いろんなことを話し始めそこから本音が引き出せた。ほかの先生方から、どうやってしゃべらせたの?と不思議がられました」

ということを話してくださいました。


 だからといって コースを受けるのは 時間もかかるし

 金額もかかるし(一般にくらべると内容の濃さの割に格安なんですけどね…笑)

 どうしょーーーって方のために

 こんな講座やります。

 ↓

 保健室コーチングで学ぶ 「楽しい切り口から深い部分の想いを引き出すアプローチ」を 1日講座で学んじゃうよっていうものです。

 昨年から販売している「楽しい質問カード」の現場での使い方

 最近検索ワードとして挙がっている「ふみふみリフレーミング」

 子どもたちが知らない間に本音を話し出す「ドラえもんワーク」「もしもしワーク」

 そして 新たに 開発した「人生の秘密カード」

 これまでのように ただ 座って 話を聴くスタイルから

 子どもたちが実際に 体を動かしたり

 楽しいクイズに答えながら

 自分の内面と向き合う方法を楽しく学んでいただきます。

 保健室や教室での教育相談 大人への相談活動にも活用できるほうほうがまんさいです。

 ぜひ お越しください。



 この講座は 

 9月21日から23日の 

教師のための仕事力UP サイエンス講座「脳とからだ」「脳と心」「整理術」 の中で開催します。

 3日間のうち、ご自身の好きな講座のみをチョイスして 受講していただけます。

 

 教育相談活動に活用する楽しいグッズ活用サイエンス(脳と心のサイエンス)

・日時 平成25年9月22日 10時から17時

・会場 名古屋市千種区 「タスクール」 名古屋から13分、地下鉄桜通線吹上駅2番出口よりより徒歩1分 サンライズ千種 5F

・講師 教育セラピスト 桑原規歌

・定員  24名

・受講料  7000円(事前振り込み)

<こんなあなたのために>

 ・保健室コーチングに興味がある方
 ・子どもたちが心を開いてくれるアプローチの方法を楽しく学びたい方
 ・脳科学を教育に生かしたい方
 ・教育相談を効果的に進めたい方
 ・保健室や学級で使える楽しいグッズを知りたい方

<内容>

・内容 保健室や教室でで楽しく活用できる脳科学に基づいた内面アプローチのグッズを使って重くなりがちな教育相談活動を楽しくするためのグッズの使い方、アイディアを学びます。実際にグッズを使うことで参加者同士でアプローチを体験します。

<この講座で得るもの>

教育現場で活用できるアプローチグッズで、重くなりがちな教育相談活動を楽しくし 子どもが心を開くアプローチの方法を参加者どうして体験します。

・保健室コーチングで活用しているアプローチのグッズを体験します。

・ご自身が感じていらっしゃる日常の課題についても たくさんの気づきを得ることができます。 

 
<申し込み>

http://form.os7.biz/f/f86890a2/  【終了しました】


 当日は認定アドバンスコーチも参加しますので、現場での活用についてお話しも聴けますよ!





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