姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

『結婚しよう』というプロポーズが危険な理由~誕生・結婚・死にまつわる宣言~

2016年02月08日 | 波動脳科学/主体的人生のリテラシー

 【2016年の記事】

  

 

保健室コーチングベーシックコース信州2期の2講(2月6日7日)では、


言語によるコーチングアプローチを中心にお伝えしました。


2講の後半は、自分自身と向き合うためのワークもあります。


どんなに理論やスキルを学んでも

自分と向き合い、

自分を通して人間の仕組みを理解するという大切なプロセスなしには

学んだスキルも概念も、カタチだけのものとなります。


保健室コーチングでは、影響力とは、どれだけ自分自身と向き合って、

人間そのものを理解し受け容れているかであるととらえます。


さて、保健室コーチングには 「KOKUBOクエスチョン」とい

とんでもなく苦しいワークがあります。


自己理解、人間理解のためのワークです。


そのワークに取り組んだとある受講生さん。


少し介入してみると


人生の大切な時機の「ことば」がどうやら引っかかっていたようです。


特に 出産、結婚、臨終における宣言は、


その人の人生に大きな影響を及ぼします。


よく話題になるのが、プロポーズのことば。


「結婚しよう」と言われて 「はい」と答えた場合


婚姻届けを出した時点で、目標達成


・・・・・そう、「結婚すること」が目的だから。


そう、プロポーズは「結婚して温かい家庭を二人で築こう」など


婚姻届けを出した後の長い人生をどう生きるかという表現になっていたほうがよいですね。


プロポーズにまつわる事例はたくさんあります。


私の場合、「おれの後についてくるか?」でした。


このことばが、教員をしている時はさほど影響はなかったのですが


自分で事業を立ち上げ、自分のチカラでお金を稼いでいかなくてはならない状況で


どうしても、主人の月収を抜けない。


それもそのはず「後をついていく」ことにOKしたのですから。


これに気付いて、リセットし 設定を変えました。


以来、変化が起きました。


また、Hさんという受講生さんは


ご主人が子どものように、些細なことも奥さんであるHさんに尋ね


まるで子どものようだと嘆いていらっしゃいました。


しかし、これも 


「子どもがほしいから結婚する」という自分の無意識の宣言を思い出されました。


これをリセットし、設定を変えることで


御主人に劇的な変化があったそうです。(以前の様に、あれこれ聞かなくなった)

 

「君を幸せにするから」というプロポーズを受けた人は

 

『してもらう』ポジションに居続けて、幸せでないのは旦那のせいだと感じてしまう


「毎朝、おれの朝ごはんを作ってくれ」とか

 

「おれの世話をしてくれ」とか、

 

ドンでもないわ(笑)

 

 

人間の「想い」「ことば」は 私たちの想像以上に、人生や思考パターンに影響しています。


保健室コーチングは、現場におけるアプローチを学だけにとどまらず


自分の人生という現場で起きていることも


しっかりと理論とワークで体感できます。


その体感はしっかりと応用力 柔軟性へとつながります。  

 


最新の画像もっと見る