(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。
今日のテーマは
「事例/スモールステップコーチングで掃除に変化」です。
2015年の実践事例です。
スモールステップコーチングの考え方で
保健室の掃除に来る子どもたちへの声掛けをしたところ
掃除に意欲的に取り組むようになったという実践例を紹介します。
コーチングをすることが大事なのではなく
その「考え方」を日常に応用することができることこそ
価値があります。
コーチングは、相談活用や面談などで使うものと
限定的に考える方も多いのですが、
もっと大切なことは、日常のコミュニケーションで
こうした考え方を応用できることです。
それができるのはやり方、知識として「使おう」とするより
考え方やその構造を理解できているから
そんな実践をされたU先生の小学校での実践例を
ご紹介します!
「スモールステップコーチング」を
毎日保健室の掃除でやってくる三年生の掃除のグループにやってみました。
今までの私の内面の状態もわるかったので、
掃除は毎日ふざけていて、荒れていました。
しかし、正確には、「私にはそう見えていた」だけでした。
子どもたちが、現状につけた点数は8点!
お互いに頑張っていることを承認しあっていました。
「○○君は箒がんばってたよねー!」
「●●ちゃんはぞうきんがんばってたじゃん!」
「1点上げるにはどうしたらいいかな?」と質問すると
「あっ!ベッドの下はいつもやってないよ!ベッドの下の埃をとること」
「10点になったときは?」の質問には
「埃がない状態!」
お互いに、やっていることを認めあっているいて
私がいちいち細かく言わなくても、気づいている。
ただそれを引き出す質問をしていなかっただけでした。
次の日、私が用事ががあって、掃除に遅れて行ったら
彼らはもう掃除を始めていて、
ベッドの下を一生懸命に掃いていました。
彼らの意識が変わったのか 私の見方も変わったのか。
不思議だなぁと、感じました。
新しい職場の保健室で、
あれだけ「やってみたい!」と思っていた
質問カードや人生の魔法カードをやらなかったのも、
周りの先生の目をかなり気にしていたからです。
今回、間違ってもいい。 やってみよう!
シンプルにそう感じました。
質問カードを子供たちに見えるところに置きました。
なんだこの質問? と反応はおもしろいです。
でも、質問に対して、答えを自分の中で考えている顔を見ると、
なんだか、もっともっと考えろー!脳を刺激しろー!と
にこにこしながら見ている自分にもびっくりしています。
今まで、学んだことをやっていない自分は恥ずかしいし、情けない。
そんな恥ずかしい自分を見られたくないと考えていました。
いつもいい子でいたい という私。
身体のくせはすぐにヒョイッと現れますね。
速習コース、ベーシックコースに参加して本当によかった。
あのとき、とめている私の気持ちに負けなくてよかった
と思っています。
U先生、ありがとうございました。
速習コースやベーシックコースを受講して
これまでにない画期的なアプローチ法を学んだのに
なかなかそれを実践できないという方も
いらっしゃいます。
U先生が受講された2015年は
まだまだ学校にコーチングという概念も
ツールを使って子どもたちの主体的な思考を促すなんて、
だれも、考えもしなかったこと。
カードを使っていたら、他の先生方が
なんて思うかな?
なんで遊ばせているの?なんて思われるんじゃないか
そんな心配をされる方もあります。
今は、養護教諭の先生だけでなく
担任の先生、スクールカウンセラーの方、セラピストの方、
保護者の方、フリースクールの先生、
保健師の方、医療関係の方々、作業療法士の方、獣医の先生など
あらゆる業種の方が弊社のメソッドを学んでくださったり
現場で活用してくださっています。
ちゃんとやらねば!の気持ちは必要ないですし
日常のコミュニケーションを豊かにするものと考えて
活用してくださることが実は一番、効果的なのです。
それでは、今日も
素敵な1日を!
p.s2中部動画研究所でのインタビュー動画全4編が配信されました。
【中部動画配信研究所のインタビュー動画その1】
【中部動画配信研究所のインタビュー動画その2】
【中部動画配信研究所のインタビュー動画その3】
【中部動画配信研究所のインタビュー動画その4】
お母さんも一緒に元気になろう!
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2022年11月12日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
桑原の著書でも、保健室コーチング学んでいただくことができます。
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★新教材について、中部経済新聞社に取材を受けました。
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