現場力を高めるために必要なことは 理屈ではなく 現場での実践
当たり前のことですが
理解とは 以下の2つの方向性があります。
① 体験的に知っていることを 「知識や理論」とつなぐ
② 知識や理解で学んだことを体験として落とし込むこと
保健室コーチングをはじめとする ハートマッスルの講座や研修では この2つの視点から 「本当に生きて働く力=現場力」と呼んでいます。
5月9日に福井で開催した 「保健室コーチングに学ぶ養護教諭の現場力」では
午前中に、現場力の基盤となる「ビジョン」を、ワーク中心に掘り出し(桑原が担当)
午後は、保健室アドバンスコーチで現職養護教諭の 大村尚美さんが
これまでハートマッスルトレーニングジムの資格コースや現場力コースで学んできた概念やワークを
実際の現場で活用した事例をもとに
参加者の方にレクチャーとワークで伝えていただきました。
すでに、養護教諭としての職を退いて8年目の私は 脳科学やNLPなどの 背景的理論をもとに基本的なものを御お伝えするだけしかできません。
しかし、学んだことを実際に現場で活用し、現場で工夫をし、それを継続されている方々が創出されるものは
本当に限りなく 現場の実践力を上げていくものばかりです。
今回も、大村さんが、実際にご自身が 保健室経営計画を立案する際に使うシートや
授業や保健行事の企画に活用しているシートの事例などもご紹介いただきました。
「書き方が知りたい」
「どんなふうに書けばよいのか知りたい」
という「やり方」を求める人は多いのですが
私が大切にするのはそこではなく
自分自身の奥底にある願いを引き出して
そこから生まれたものをもとにしたうえで
経営案を作っていくというその「プロセス」こそが大事だと思っています。
「こうでなければならない」という形にこだわった保健室経営計画は わくわくしない
MUST ではなく WANT をもう一度思い出し
そこから「躍動感のある」「魂が吹き込まれた」 が生まれます。
ビジョンを引き出すワークでは ビジョンと持つこと、経営理念戸は何か
ビジョンを引き出すための多角的視点のワーク、
自分の保健室経営を客観的に見るワークでは、
自分の視点だけでは気づくことができなかった気づきをえていらっしゃいました。
午後には実際に 自分が今やろうとしていることを コーチングワークで 整理したり
実際の経営計画を書くためのシートや
具体的に行事を企画するためのシートの使い方など
明日からすぐに使えるものをたくさんゲットしていただきました。
参加された皆さん ありがとうございました。