テレビをつけると、いじめについての報道がどのチャンネルでもやっています。
いじめは、許される行為ではなく、いじめの中には、「犯罪に近い」ものすら存在する。
そのことの議論は、ひとまず横に置くとして。。
いじめ報道をしているメディアは、何がしたいのか?と思うことがある。
いじめ報道の加熱によって、自殺という方法をとる子ども達が増えていることにメディアの人たちは、どう考えているのだろうと思う。
本当にいじめをなくそうと思っているのか?と、疑問に思うことすらある。
連鎖的に起きるいじめによる自殺の状況に、WHO(世界保健機構)が、メディアの報道のあり方に、まったをかけている。
そのことを取り上げてるメディアがどれだけいるのだろう?
いじめ問題において、学校をたたくことだけに終始しているメディアの人たちは、どれだけ、自分たちの報道の仕方が、自殺の連鎖を招いていることにきづいているのか、と思う。
ジャーナリズムとは、なんなのか?と、思うことがある。
何かを徹底的にたたくことではないと、考えます。
何かひとつを悪者にして、たたくことで、本当に解決するのでしょうか?
メディアの構造の問題を、メディアはたたかない。だからこそ、メディアの人は、教師同様、もっと真摯な気持ちで、自分たちの報道のあり方を考えて欲しいと思う。
いじめ防止のパンフなどつくるお金があれば、文部科学省の方は、ぜひとも、教育現場に、教育実習に来ていただきたい。メディアの方も、ぜひ、ごいっしょに。
「教師」というひとくくり。「いじめ」というひとくくり。(
そうではなくて、ひとつひとつのできごとに対するいろいろな状況を知っていただきたい。
「いじめはいけない」「はい、そうでした。ごめんなさい」なんていう簡単なことで、いじめがなくならない、その背景になにがあるのか。
文部科学省の人や国会議員の方や、メディアの方々が、ほんとうの意味で、いじめをなくそうと、思っているなら、現場で、何が起こっているのか、どうすれば、すこしでも、いじめをなくすことができるのか、ただ、現場からかけ離れた机の上で議論するのでなく、現場で確かめて欲しい。
メディアには、絶大な力があります。
ならば、マスメディアという大きな力を、本当の意味で、いじめ撲滅に使って欲しい。(ちゃんと、そう思っているメディアの人もいると信じています)
現場だって、がんばっている。がんばっていること、くたくたになって生徒のために頑張っている先生たちも、教育委員会の人たちもいることを、本当のジャーナリズムという視点で、ちゃんと見てほしい。
メディアは、構成された現実である。
私は、メディアリテラシー教育を実践してきた一人の教師として、メディアのすばらしさも知っている。
だからこそ、いじめ撲滅のためには、より多角的な視点でのメディアの方々の取り組みをきたしたいと思っているし、教育現場とメディアの協力が、いじめ撲滅のために、大きな力を発揮すると考えている。
(このブログの記事は、私個人としての意見です。)
ほんとに腹立たしく報道を見ています。
煽っているとしかいいようがありません。
そして学校や教師の責任だといわんばかり。
いじめには家族問題などが微妙にからんで
根底にはもっと深いものがあると思います。
いじめ問題。
実は、軽度発達障害の問題も複雑に絡んでいるんですよね。
子どもたちのいろいろな思いを聞いている養護教諭だけでなく、心ある多くの人たちは、今の報道に疑問をもっていると思います。
メディアは何がしたいのか、分かりません・・。
でも、メディアの中にも、ちゃんとしたジャーナリズムを持っている人がいる、と信じたいです。
わたしは新聞、テレビ持たないことにしています。
もしするなら本質の見えるものにしてほしいです。
そして スケープゴートを求める
それは ショッキングであればあるほどいい
だって 『劇場型』の演出であるから・・・。