姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

生徒の涙

2006年11月09日 | 学校生活

【2006年の記事】

 保健室で、自分の思いを語りながら、涙する生徒がいます。


 自分のクラスを何とかしたい。

 私のまわりの友達を、いい方向に引き上げてあげたい。


 今日は、そんな思いを持った生徒の涙を見ました。
 
 「受験」という大きなプレッシャーの中に、不安になり、不安定になり、恐れを持つ3年生。

 自分のことだけでも、精一杯のはずの3年生。


 その中に、みんなのことを思い、担任のことを心配し、友達のことを心配するやさしい生徒がいる。


 彼女の涙は、怒りもあり、悲しみもあり、さまざまな感情があふれていた。

 それでも、彼女の心の中でいちばんあふれていたのは、「やさしさ」に他ならなかった。



 2年生の生徒の中にも、


 自分の殻を破りたいと思っている子。

 もっともっとよくなりたいと自分と戦っている子。

 自分をみつめなおすために、少しだけ立ち止まっている子。

 いろいろな生徒がいます。



 元気いっぱいの1年生。

 伸び盛り、おおいなる変化の途中の2年生。

 自分の前に立ちはだかる壁を、乗り越えようとしている3年生。

 どの生徒もすてきで、どの生徒も愛すべき存在。

 みんな、みんな、幸せになる力を持っている。

 そのための涙。
 そのための怒り。
 そのためのやさしさ。
 そのためのため息。
 そのための笑顔。

 大口北部中学校のすべての生徒が、彼らなりの幸せを見つけますように。
 
 
 


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めまして! (碧月)
2006-11-10 05:01:54
友人の紹介でやってきました<(_ _)>

中学生・・
思春期から大人になっていく上ですごく大事な時期ですよね。
読ませていただいてなんだかあったかい気持ちになりました。
また遊びにきます!頑張ってください!
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おじゃまします (のりお先生)
2006-11-10 21:18:10
ブログ「関屋法生の教師修業」の管理人です。
これからもおじゃまさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
返信する
ありがとうござういます ()
2006-11-11 09:27:26
碧月さん、のりお先生

こめんとありがとうございます。
子ども達の変化や子ども達の思いに、元気付けられている私です。
また、遊びに来てくださいね
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