姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

小学生から特別授業「自分バージョンアップ作戦」の感想が届きました。

2015年11月15日 | 保健室コーチング

 

 先月 おじゃました 県内のT小学校から 特別授業「自分バージョンアップ作戦」の感想が届きました。

 T小学校は、平成25年度から 3年続けての『精神衛生講座 特別授業」の講師として  

 第1部 4年生から6年生の子ども達 むけの授業

 第2部 先生と保護者の方のための講演

 をやらせていただいています。

 

 とにかく養護教諭の先生が熱心で 子どもたちの状況にあわせて どんな授業をしたらよいのかを

 あれこれ考えて 計画していらっしゃいます。

 今年の6年生は 4年生の時から 3回 私の話を聴いたことになります。

 継続するってやはりいいですね。

 子どもさんたちの成長ぶりを見ることができます。

 その T小学校から 子どもたちと保護者の方 先生方の感想が届きましたので 

 ご紹介します。

 

 

【4年生 感想】

 

1 今日は、のうのことがいっぱいわかりました。のうは、やれると思えばやれるということがわかりました。


2 これからはあきらめない。あきらめないことが大切だとわかった。


3 ノミは10㎝のカップに入れたら、10㎝しかとべなくなってしまうことがわかった。ぞうさんもおなじことを、おぼえるんだってわかった。


4 私は、自分で思ったことができずに、人に言われたこと(まねして)などを、いやだとは言えずにまねをしてしまうから、今日のじゅぎょうの話を聞いて自分がやりたいことをやろうと思いました。


5 今日のじゅぎょうでおもったことは、2つあります。私ののうは、自分自身が「~だ」ときめつけてはいけないということです。もうひとつは、[~~したい]より「~~します」ということがあることです。わたしは、これから、このことをいかしたいと思います。


6 今日、特別じゅぎょうを聞いて、自分ののうのことがよくわかりました。私は、いつも失敗すると、「もうだめだな」と思っていました。それがのうのせいなんてびっくりしました。これからは失敗しても「もうだめだな。」と思わないようにしたいと思います。


7 のうのことがすごく分かった。ぼくもこっせつがなおったばかりのころは、同じことがあったからとてもよくわかった。


8 のうのことがよくわかりました。のうは、こんなのうりょくがあるんだなーと始めて知りました。のうは役立つと思いました。


9 自分ができないと思ったことは、死ぬまでできないということをはじめて知りました。ふつうに、ボ~ッと手をあげるとすぐ下がるけど、めあてを決めると強くなって下がらないことをはじめて知りました。


10 思いこむとのうがいしきして、昔できなかったことを、今はできるのに、のうができないよとめいれいするから、マイナス~~~を、かいじょする。


11 一度、ちょうせんしてできなかったことを、「だめ」と思いこんでいると、からだがおぼえちゃうから自分の心で動かすと知って、何でもあきらめないでがんばろうと思いました。


12 とても楽しかった。のうが思っても、体が「だめ」というか、どっちが勝つかわからない。


13 ちゃんと、いしきできるようにします。


【5年生 感想】


1 私は、特別授業を受けて楽しかったです。特に、気にしようと思ったのは言葉づかいです。「○○になりたい」ではなくて、「○○になります」と言わなくてはいけないことをはじめて聞きました。これからは、自分に「○○になる」と言って、色んなことにちょうせんしていきたいです。


2 私は、この「自分バージョンアップ作戦」の話を聞いて、本当はできるのに、できないと脳が思ってしまうことを知りました。自分はできるんだという気持ちが強くなったので、すごくうれしかったです。これからもこのことを思い出しながらやっていきたいと思いました。あと、家族にも伝えてあげたいです。


3 動物たちや自分は、前こんなことができなかったから、脳もそのことができないんだとかんちがいをする。人は、それをなおすことができるんだと思いました。私は、運動があまりできません。でも、できると思えばできるのかなぁと思いました。


4 特別授業で、できないと思っているのは、だいたいが思いこみだとわかりました。これからは何でも「できる」と思ってやろうと思います。


5 特別授業を受けて、ノミ、ぞうのように、人間も同じように、思いこみでできなくなってしまう。人間はそうじゃなくて、できるようになるから、できないと思っていることをできるようにしたいです。


6 特別授業を受けて、もしかしたら、私もかんちがいをしているかもしれないと思いました。私は、一輪車などの運動はできるのに、走ることだけ全くできません。もし、無意識がかんちがいをしているのなら、気づけたらいいと思います。


7 ぼくは、「自分バージョンアップ作戦」の授業を受けて、自分が何度やってもだめで、自分はできないんだと思うと、体がそう感じてしまいできなくなってしまうことを聞いた。野球も「スローイングが悪い」と言われ、自分はスローイングが悪いんだと思っていたけど、今日の勉強をしてがんばろうと思いました。


8 ぼくは、特別授業を受けて、ノミ君のことは知っていたけど、ぞうの足かせのことはおぼえていませんでした。動物はできないけど人間ののうは、やり直しができるんだなと思いました。


9 ぼくは、今日の授業をして、失敗したことをやろうとしても体が止めてしまうことやぞうが小さい時に足かせをつけたら、大人になっても動けないと言うことを知りました。なので、これからは、今日やろうと思ったことをやっていきます。


10 桑原先生の特別授業で「いいな」・「すごいな」と思ったことは、ぞうの足かせの話です。


11 ぼくは、「自分バージョンアップ作戦」で、のうと体は、だいぶちがうと思いました。じゃんけんでのうは負けると思っていたのに、からだはのうの思っていることと反対なので、ふしぎと思いました。


12 私は、心の特別授業を受けて、体で思い込んでいたらだめなんだと実感しました。まだ、自分の中で発動していない知識や能力をしっかりはっきしたいと思います。


13 私は、この授業を受けて、勉強があまりできていない私でも、ただ体がプログラムを作っているだけだとわかりました。そして、家に帰ったらお母さんが「やればできる」といってくれたので、もっとにがてなことを色々やっていこうと思いました。


14 自分が思っただけで、できなくなることがわかりました。自分が思ったことでも、ちがう場所へ行けば色々ちがってくるんだと言うことがわかりました。


15 私は、「自分バージョンアップ作戦」を聞いて思いこむのではなく、できると言うことをのうに知らせなければできないことがわかりました。たとえば、「頭がよくなりたい」ではなく、「勉強をいっぱいする」とのうに思いこませたいです。



【6年生 感想】


1 自分で思ったことは、思いこんでしまうと、そのことが死ぬまで続くと言うことにおどろきました。私は思いこみをすることが多くて、「私ってダメなんだ」「勉強できないんだ」などと思ってしまうことがあります。だけど、特別授業を受けて、思いこみはしてはいけないんだと思いました。そして、自分なりに生きていこうと思います。


2 ぼくは、心について考える授業をこれからも「受けたいなぁ」と思いました。なぜなら、人の気持ちを考えて、友達のことを思いやりたいです。


3 意識と無意識の比が1:20000なんて始めて聞きました。じゃんけんをして「後出しで負けてね」と言われても、なかなか負けられなかったり、ノミ君やゾウさんのことも、意識・無意識がとても関係していることがわかりました。


4 この心の特別授業授業で心に残ったのは、「思いこみ」です。のみやぞうの話はとてもわかりやすく意外でした。しかし、人間は、考え直すことができるので、自分の思いこみを考え直して自分をバージョンアップしてみたいです。


5 最後に聞いた、「あなたは、あなたが思っている以上にすばらしい人です。」という言葉が心に残っています。自分の持っているもの、できること、考え方により、自分自身を大切にしていきたいです。これから目標をタイよりマスにして、決めてバージョンアップしていきます。


6 1:20000という意識と無意識の差にびっくりしました。悪い方に考えずによい方に考えて、自分をもっとバージョンアップしたいです。タイとマスの話をもう一度聞いてこれからマスの方を使っていきたいと思いました。


7 私は、習い事などで、すぐにあきらめてしまうクセがあるので、自分には、「無理」と思わないようにする。生活の中で、「失敗しないようにしよう」や「ころばないようにしよう」などではなく、「絶対成功させてやる」や「安全に生活しよう」と目標を立てたいです。


8 ノミ君が10㎝しかとべなくなる。ぞうさんも小さいころにやっていたことは体がおぼえているので、すぐには、なれないことがわかりました。これからは生かしていきたいです。


9 自分が、できない、できないと思っていると絶対にできなくなることがわかりました。自分では、まだやれるまだやれると思えば、不可能が成功にかわって、やればできると思っていれば絶対できることがわかりました。


10 自分バージョンについて、バージョンアップをするかしないかは自分自身なんだなと思いました。「~できるように」とか「~~したい」じゃなくて「~~します」と思うことがとても大切なんだなと思いました。もっと自分をバージョンアップしたいと思います。


11 のうの考えと体の反応は、ちがうんだな~と思いました。これから自分の目標を決めて、学校やじゅくに行きたいと思いました。
12 この特別授業で、自分をダメな人間などと思いこんだりすることはいけないことがわかりました。何とかしたいや何をしますとかで、のうの行動はすごく変わってくることがわかりました。この授業を生かしていきたいと思います。


13 いいことを頭の中でそうぞうすることは、大事だと思いました。自分はこれができないと決めつけるのではなく、できると信じればうまくいくと思いました。今、自分ができないと思っていることを、できると信じようと思いました。


14
特別授業で、ぞうが小さい時につけた足かせが、大きくなるとプログラムされて、動かなくなることが改めてわかりました。自分も同じで、友達に「本当に、足がおそいんだね」と言われるとかんちがいしてしまうので「タイよりマス」を使って、これからの目標に使っていきたいなと思いました。


15 人から言われた言葉で、自分をストップさせていることがわかったので、人の言葉よりも、自分の考えでやっていこうと思いました。話し方もわかりやすくて、自分たちでやる時も「たしかに」ということがたくさんあったので、自分バージョンアップ作戦は、今日からやろうと思ったら、すぐにできることなので、お母さんやお父さんにも教えてあげようと思いました。


★学校保健委員会に参加して・・・感想<保護者・教員>


*コーチング的アプローチは、スポーツの世界だけでなく教育・子育て・新任初任者教育・社会教育などにおいても、大変重要だと思いました。ありがとうございました。


* とても勉強になりました。わかってはいる部分もありましたが、改めて言葉として聞かされると意味深いものだと思いました。参考にしていきたいと思います。


* 1回目の時に、「走らないで!」というと、子どもは走りたくなりますと言うことを教えていただいて、普段から「歩くよ~!」というようにしています。
以前、本で、5W(Who・Why・When・・・)はやめましょうというのを読んだので、なるべく気をつけるようにはしているのですが、とっさの時に、ついつい「どうして!!」と感情のおもむくまま言ってしまうので、日々反省です。親業を以前やっていて、そのグループの中の講座で、コーチングについて少しだけ学びました。今日は、また、色々思い出せてよかったです。ありがとうございました。


* とてもためになるお話でした。普段子どもに対して“やってはいけない方法”で接していました。うすうすは、“これではいけない”と思っていましたが、正しい方法がわからず、とまどっていました。これからは、今日うかがった話をもとに、正しい方法で子どもと関わっていきたいです。


* よい話が聞けました。これから意識して話をするようにしていこうと思いました。


* 今日の話を聞いて、普段自分が使っている言葉が悪い方に入っていたので、ちょっと考え方、言い方を変えてみようと思いました。試してみたいです。その結果どうなるか楽しみです。


* 普段、自分が子どもに対して発してしまう言葉や態度を反省しつつ、話を聞かせていただきました。一人っ子なので、今回の会のお話を、子育てにいかしたいと思います。


* とても参考になりました。もっと個人的にもコーチングの勉強をして、子育てに生かしたいと心から思いました。3人の息子がいます。自分の言葉かけや、行動で、この子達のすばらしい成長の芽を摘んでしまっているかもしれないという不安は、常にあって、もっと自分も彼らも、のびのびとうまくいく方法を知りたいと思いました。


* 普段、子供にどうしても怒ってしまう自分がいて、まさに、“何で、何で”の質問ぜめでした。作戦という言葉は、私の子供に使うにはピッタリです。早速実行してみようと思います。ありがとうございました。


* 「具体的にどういうこと?」と聞いてあげるとよいという話が印象に残りました。子どもたちも高学年になってくると、一筋縄ではいかないことも多く、子どもたちの話をよく聞いて、適切な言葉かけをしていけるようになりたいと思いました。すでに“難しいな~”と感じる子もおり、対応には悩ましいこともありますが、今日の勉強を参考にして、色々と工夫してやっていきたいと思います。ありがとうございました。


* 話を聞く時に、問い詰めるのではなく、聞き出せるようになりたいなと思いました。「なんで~」という言い方を、クラスでも自宅でもしてしまいがちなので、気をつけたいと思います。


* 講義だけでなく、ワークもあって楽しく参加できました。内容も何となくわかっていたことをイラストや文字にして解説していただき理解することができました。


* 「なんで・・・?」と児童を注意してしまうことがこれまであったことを思い出して、直していきたいなぁと思いました。できないと思っていることが、できるようになると自信になります。そういう自信を持つ手助けとしてコーチングがあり、私自身にも児童にも、前向きで建設的な言葉かけを今後していきます。


*  授業はわかりやすく、中学生の子でも、同じ内容でやっていただきたいと感じました。脳に届かない否定後の目標やピラミッドの話は、目からうろこでした。とても参考になりました。
影響力のある大人がどう扱うかによって人格が変わる。非常に重い言葉でした。本当にそうです。だからこそ、積み重ねられた扱われ方で、人格が崩壊しそうな子は、本当にどうしたものか悩みます。が・・・「あなたの可能性を信じている。」「大丈夫。」と少しずつ確かな影響力のある大人になっていきたいと思います。今日はありがとうございました。(中学校 養護教諭)

 

 

 

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