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岐阜聖徳学園大学で行われた「日本教育催眠学会」の岐阜大会に参加してきました。一月末にお会いした 同大学の 橋元教授からお誘いいただきました。
「催眠」というと、日本人はとても偏見があるようです。いわゆる催眠術と混同されてしまうようです。
しかし、臨床心理学の中心ともなっており、現在では、教育の場でも「催眠」は優れた効果を挙げています。
NLPにおいても、エリクソン催眠を扱っています。エリクソンは、天才的な心理学者で、どの医者も見離したクライエントを、彼独自の手法で、短時間で治療したといわれています。
催眠というと、5円玉をぶらさげて・・「眠くなる~」なんてショー的なイメージがテレビなどで行われ、そのイメージだけが一般の人に印象付けられています。これが、誤解を招いているのですが、こんなことは、臨床では行われません。
自律訓練法やストレスマネジメント、リラクゼーション法も催眠のひとつ、といえば、催眠というものの解釈も大きくなってくると思います。
それにしても、「催眠を教育現場で???」と思われるかもしれません。
しかし、文部科学省発行の「生徒指導の手引き」の中の「第2節 教育相談」の中にも次のように明確に記されています。
第2節 教育相談
2 教育相談の立場(P107~P108)
・・・・心理的な治療には、その手段として一般に面接や遊戯などが用いられるが、そのほかに、理論や立場の相違によってもさまざまなものがあげられる。催眠療法もその一つであり、精神分析あるいは来談者中心のカウンセリングもそのひとつである。
今回の大会では、「催眠特性」を活用した「心身のリラクゼーションによるストレスの解消や軽減」あるいは「イメージによる意識改善」などを短期間に達成する国内最先端の研究や心理技法を学ぶ絶好の機会・・・と、大会案内にあります。
私は、2日目の今日だけの参加でしたが、大変勉強になりました。
特に、心身リラックス法、発達障害を持つ生徒への活用方法、授業などでの応用などは、現場でさまざまな生徒に対応している私にとって、実用的で納得のできるものでした。
授業で活用する、というと、まるで授業中に児童生徒を夢うつつの状態にすることかと思われがちですが、決してそうではないのです。
いかに、児童生徒を授業に集中させ、大きな成果を出すかということが考えられたもので、授業自体は、全く普通の状態で行われます。
生徒が持つイメージを変容させること=学習の成果ととらえたプレシエール教育・文化研究所の辰野先生のお話は、スグに使える授業テクニックとしてとても興味深いものでした。
イメージの変容ということは、NLPでも行います。それとリンクしていて、とてもよく理解できました。
体育実技におけるボディイメージに焦点を置いた指導例や漢字を書かずに憶えるイメージトレーニング方法など、とても面白い例も教えていただきました。
今回の参加者は、さまざまな分野からの方々がたくさんいらっしゃっていました。そして、大会の案内にも、「催眠と深くつながる心理技法」として「イメージトレーニング・ストレスマネジメント教育・自律訓練法・臨床動作法・系統的脱感作法・NLP・エリクソン催眠」があげられていました。
この学会にお誘いいただいた橋元先生は、これまでもエンカウンターや学校臨床についてのたくさんの著書を書いておられる著名な方で、NLPにも非常に興味を持ってくださって、その効果をご理解いただいていることをとても嬉しく思います。
NLPは特に催眠状態にしなくても、その概念を知っているだけで、教育現場にはかなり有効な心理学です。
こうしたことを、コーチングなどとあわせて、教育現場によりよい形で広めることができるといいなぁと思います。
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