読書の秋!
先週 犬山市立図書館で借りてきた本 「心と脳の正体に迫る」を読み終えました。むっちゃおもろかったです。
理系 文系に限らず、どうしても自分の分野だけにこだわって、その視点でのみ研究を深めようとする傾向があるように感じています。
しかし、このところ、私のアンテナにひっかかる本や講座では、自分の分野を超えた視点で、自分たちの研究や取り組みをメタにとらえていくということのすごさを感じさせてくれます。
この本も、心理学、物理、仏教、宇宙理論、生物学・・・・
ありとあらゆる視点から「意識」なるものを対談形式で語り合っている。
著者は、ソニーのAIBOなどを開発した天外伺朗さん。対談相手は、薬学部卒のSF作家 瀬名秀明さん。
とにかく、興味深い。
どんな分野でも、専門化が進みすぎて、それぞれの分野同志の研究的なコミュニケーションがなくなっているような気がします。
たとえば、病院。
昔は、ひとりの医師が、患者さんの背景も人間性も病気も体も心も見ていました。でも、今は、細分化が進みすぎて、臓器とか機能とか部分としての人間として扱われているような気がします。
教育現場もそうですね。
やたらと細分化されてしまった。
教育現場における課題は、たくさんのことが絡み合っているのに、それを束ねるどころか別個の問題として扱おうとしているように思います。
まぁ、それはそれとして・・・・
ぜひ、お勧めしたい一冊です。
心と脳の正体に迫る 成長・進化する意識、遍在する知性天外 伺朗,瀬名 秀明PHP研究所このアイテムの詳細を見る |