姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

ともにいること

2006年01月16日 | 保健室コーチング

 昨日のNLPで,仲間の一人が「ともいること」という話をしてくれました。
その話がとても深くて温かくて,ひととひととのつながりってそうなんだ・・と深い部分で感じました。

 保健室にやってくる生徒の中には,NLPでいう「体感覚が強い」子が多くいます。  NLPを学んでいなければ知りえなかったことです。
 その感覚でとらえたことは,NLPを学ぶ以前の私では,深い部分出理解することができなかったと思います。それどころか「変なこと言うなぁ・・」と思ってしまっていたかもしれません。

 体感覚の強いこの中には,人の波動をからだで感じてしまって,集団の中に入れなかったり,人とうまくコミュニケーションができない生徒もいます。そして,そんな自分を「悪い子」と感じてしまう子もいます。

 ある子は,その子の世界を一緒に共有することで,それはいいとか悪いとかということではなく,あなたの感じ方なんだよと言うことを伝えてあげることができます。そのことで,自分の感覚をその子自身が受け止めることができるようになります。そうなると,自分の中で起こっていることをことばで表現できるようになってきます。
「相手の感情を,自分自身に乗っけてしまうんだ。そうすると苦しいって分かった。」みたいに。
 スクールカウンセラーの先生が同じようなことをいっていました。ある小学生の世界にいっしょに入って話を聞いていたら,その子が「初めて自分の世界を分かってくれた人がいた!」と話したそうです。

 顕在意識の部分ではなく,心の深い部分(潜在意識)で人が人とつながっていると感じた時,人間はひとりではないと思うことができ,そして自信を持って生きていけるのだと思います。自分の感覚を信じていけるのだと思います。それどころかそれを自分の個性として,生かしていくことも可能だと思います。

 学校と言うところは,ひょっとしたら,「体感覚」の生徒を受け止める素地が弱いのかもしません・・・。

 大人の枠の中で見ていることでその子の感じ方を否定してしまう結果になるのかもしれません。

 ともにいること・・・。ことばの上ではカッコいいし便利なことばです。でも,私の仲間が話してくれたように,それを深い部分で理解して,深い部分でともにいることはことばではなく,つながりそのものだと思うことができました。


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