今年は、名古屋市内での家庭教育セミナーに講師としてよんでいただける数が 半端なく多いです。感謝~!
名古屋の家庭教育セミナーにおける講演内容の依頼は 大きく2つです。
1つは コミュニケーション系
もう1つは 性教育
これまで 小学校や幼稚園の保護者向けの 性教育の講演はあったのですが、「思春期の子どもたちにどんなタイミングで何を話すか」ということに的を絞ったのは 今回の豊国中学校さんが 初めてです。
実際に現職中は 保健室での子どもたちの相談に 「性」に関することがとても多かったことや 学年と協力しながら展開した性教育の実例など 今どきの中学生の性に関する実態、そして、思春期独特の不安定な心なども含めながら、いったい何を伝えればよいのか?をお話しました。
名古屋のママさんは スゴイです。
家庭教育セミナーは ほとんどの学校が 役員の方自らが 企画も講師との連絡も打ち合わせも 案内発送も もちろん当日の初準備も。。。。 ママさん(役員)の方が 主体的に進めていらっしゃいます。
本当に どこの学校へ行かせていただいても そのことに 「脱帽」
今日は ランチルームで 例のごとく PPTをお見せしながら 講演を進めました。
「どうして 性のことを伝えたいと思うのか」というグループワークから始めました。
ワイワイガヤガヤとみなさんがそれぞれの思いを話したり、聞いたり。
自分の考えを否定なしで聞いてもらうこと これって とっても人間関係を深くしますね。
10分ほどの話し合いのあと、本題に入りました
◆性教育の必要性
◆性教育の目的
◆性教育の2つの視点
◆何を伝えるか?どう伝えるか?
・性器のこと
・性被害のこと
・プライベートゾーン
・メディアとの関係
・NO!と言えること
・性感染症の低年齢化
・性の情報をどこから得ているのか?(年代別)
・避妊はいつ、どんな形でおしえるのか?
・いのちの責任と生命の神秘
・中2の授業体験「いのちのバトン」
◆性の話ができるような日常の関係づくりとは?
・存在価値を伝える
・スポンサーシップ
ざっとこんな感じのお話を 90分
保護者の方々は 本当に熱心に聞いてくださいました。
性教育はけっして特別なことではなく、「生命」「存在価値」「人生」とつながっています。
中学生の進路指導のひとつに 「生き方」としての「性」を取り入れることが必要であると思っています。
実際、私が勤務した中学校では
進路指導を 進学指導ととらえるのではなく、「生き方学習」の一環としてとらえていましたので、その中で「性」もとらえての指導をしていました。
性ということばに 必要以上にとらわれることもありません。
性のことを オープンに話し合える家庭は ベースのコミュニケーションもうまくいっていることが多いといわれています。
みなさんはどうでしょうか?
今日は 本当に素敵な一日でした。
豊岡中学校のみなさん お世話になりました。
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