姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

性教育のタイミングと内容 ~豊国中学校 家庭教育セミナーにて~

2011年10月20日 | 波動脳科学/主体的人生のリテラシー



 今年は、名古屋市内での家庭教育セミナーに講師としてよんでいただける数が 半端なく多いです。感謝~!

 名古屋の家庭教育セミナーにおける講演内容の依頼は 大きく2つです。
 1つは コミュニケーション系
 もう1つは 性教育

 これまで 小学校や幼稚園の保護者向けの 性教育の講演はあったのですが、「思春期の子どもたちにどんなタイミングで何を話すか」ということに的を絞ったのは 今回の豊国中学校さんが 初めてです。

 実際に現職中は 保健室での子どもたちの相談に 「性」に関することがとても多かったことや 学年と協力しながら展開した性教育の実例など 今どきの中学生の性に関する実態、そして、思春期独特の不安定な心なども含めながら、いったい何を伝えればよいのか?をお話しました。

 名古屋のママさんは スゴイです。

 家庭教育セミナーは ほとんどの学校が 役員の方自らが 企画も講師との連絡も打ち合わせも 案内発送も もちろん当日の初準備も。。。。 ママさん(役員)の方が 主体的に進めていらっしゃいます。

 本当に どこの学校へ行かせていただいても そのことに 「脱帽」

 今日は ランチルームで 例のごとく PPTをお見せしながら 講演を進めました。
 
 「どうして 性のことを伝えたいと思うのか」というグループワークから始めました。

 ワイワイガヤガヤとみなさんがそれぞれの思いを話したり、聞いたり。

 自分の考えを否定なしで聞いてもらうこと これって とっても人間関係を深くしますね。

 10分ほどの話し合いのあと、本題に入りました

 ◆性教育の必要性
 ◆性教育の目的
 ◆性教育の2つの視点
 ◆何を伝えるか?どう伝えるか?
  ・性器のこと
  ・性被害のこと
  ・プライベートゾーン
  ・メディアとの関係
  ・NO!と言えること
  ・性感染症の低年齢化
  ・性の情報をどこから得ているのか?(年代別)
  ・避妊はいつ、どんな形でおしえるのか?
  ・いのちの責任と生命の神秘
  ・中2の授業体験「いのちのバトン」
 ◆性の話ができるような日常の関係づくりとは?
  ・存在価値を伝える
  ・スポンサーシップ

 ざっとこんな感じのお話を 90分

 保護者の方々は 本当に熱心に聞いてくださいました。

 性教育はけっして特別なことではなく、「生命」「存在価値」「人生」とつながっています。

 中学生の進路指導のひとつに 「生き方」としての「性」を取り入れることが必要であると思っています。

 実際、私が勤務した中学校では

 進路指導を 進学指導ととらえるのではなく、「生き方学習」の一環としてとらえていましたので、その中で「性」もとらえての指導をしていました。

 性ということばに 必要以上にとらわれることもありません。

 性のことを オープンに話し合える家庭は ベースのコミュニケーションもうまくいっていることが多いといわれています。

 みなさんはどうでしょうか?

 今日は 本当に素敵な一日でした。

 豊岡中学校のみなさん お世話になりました。


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