姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

5歳の孫へのプチコーチング

2015年01月27日 | 保健室コーチング

 

 

 

こんにちは!

今日は5歳の孫にプチコーチングしたよっていうお話をしますね。

 

保育園年長の孫 なーちゃんは 少し落ち着きがない一面を持っています。

(注!落ち着きがない一面がある、というのと落ち着きがない子、と表現するのは

言われた本人へのその影響は全く違います。●●な子、という表現は、

その子の自己イメージとなってしまうので注意!)


ママは、1年生になってから大丈夫かなという心配もあるようですが

ばーば(私)は それほど心配していません。

保育園とは違う、「学校」という場を体験することで

そこで学ぶものはたくさんあるからです。


何が起きても「学びのチャンス」ととらえると、


それを乗り越えるための過程もまた楽しい★

 

先週の日曜日は、めずらしくばーばがお休みだったので、遊びに来ていたなーちゃんと

たくさんお話しできました。

ちょっとお調子者の一面があって

落ち着いて人の話も聞けなかったり


保育園でも他のみんなと同じことを求められる部分で

わざとやらなかったりして 注目されるように行動してしまうことがあります。

「それじゃダメでしょ!」っていうのは簡単だけど

5歳といえども 信頼して関わると

ちゃんとコーチング的コミュニケーションも可能です。


以下、なーちゃんとお話した一部始終・・・・・

(前略)

「じゃ、みんなといっしょに何かをする時に、今のようなやり方じゃなくてさ、

いっしょにすることができたら、
みんななんて言ってくれるかな?」


と聞いてみました。


「うーーん。みんな、変なこと(ちゃんとやってよなどのことば)言わない。」


「へーそうか!すごいね」


「じゃ、先生はなんていってくれるかな」


「ほめてくれる!」


「そうか、そうなんだ」


「じゃ、それやるためになんかいい方法ないかな」


「ジバニャん、呼び出す~♪」


「へーーー、ジバニニャン、呼び出してどうするの?」


「みてみて妖怪でてきたら、ジバニャンと交代する」


「ほーーー面白い。そうか、なーちゃんが、みんなに見て見てってへんなことやるのは

そんな妖怪のせいだったんや」

「じゃ、その妖怪でてきたら、チェンジ!っていうのかな」


 

「そうそう」

<以下 省略>

 


なーちゃんは まだまだ

落ち着きがない行動をすることもありますが

100%落ち着きがないわけではなく、

興味のあることには集中できる特性もあります。

「なーちゃんは、トランスフォームの玩具組み立てている時は、


すごく集中してやっているよね。

その力、他のところでもだすと、きっと ますますよくなるって ばあばは思うよ。」

と伝えると嬉しそうです。
 

今 保育園で 「豆まきの鬼のおめん」を作っているそうですが

テーマが「心の中の鬼をやっつけよう」だそうです。

(余分な話ですが、心の中の鬼はやっつけちゃだめです。存在を認めてあげること。消したり、なくしたりするのは脳科学的にはマイナス)


で なーちゃんの心の鬼は「なまけもの」だそうです。

この間のコーチングの影響もあるのかしら?

そして、もっとびっくりしたことが起きました。


あるお友達になかまはずし宣言をされ

周りの子も その子がいる時は 同調してしまう

という状況だった件は

ばあばが出る暇もなく

ママが なーちゃんと 話し合って 

なーちゃん自身が

「その子とちゃんと話し合う」と決めて

昨日、自分の非も謝罪して分かり合えたそうです。

子どもって 本当にすごいね~

私が子どものころは、そういう輩には

徹底抗戦したけど

なーちゃんは どうしたいのか

そのためにどうしたらいいのかを

ちゃんとママと話し合って

決めて実行。

子どものすごさに 脱帽

大人が心配し過ぎて

「助けなきゃ」とか

「どうしよう どうしよう。」

って おたおたすると

子どもも まだ、起きてない不安をイメージして

それを実現してしまう。。。。


なーちゃんは、ママから「だめでしょ」と言われることも多いけど

でも、 ママとばーばで

1年前 2年前のなーちゃんが 今どれだけできることが多くなったか

一つずつ苦手も乗り越えてきたこと

少しずつだけど 

毎日毎日 進化しているんだよって

伝えると ちょっと照れくさそうに

にこにこしているなーちゃんなのでした。




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