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(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。
今日のテーマは
「それはWantsですか?Needsですか?」です。
生きていると、~したい! ~~がほしい!
という欲求が起きることがあります。
欲は悪いものではなく
生きる意欲につながります。
しかし、ほしいはずモノが手に入ったのに
なんだか満たされないと感じることもあります。
同じような言葉ですが、
ほしい(wants)と必要(needs)は
似て非なるもの。
とても大切なことなので
ちょっと説明しますね。
「ドリル(工具)は売るな、穴を売れ」という
有名なことばがあります。
お客さんが
「ドリルが欲しいんです。(wants)」
とやってきた。
ドリルを売りたいと思っている人は
うれしいですよね。
ほしい人と売りたい人がいて
売買成立!?
ちょっと待って!
ほしい(want)のはドリルだけど・・・
何のために?
「穴をあけるために必要だから」(needs)
needs(必要)=価値 ですね。
生徒がけがをして保健室に何度もやってくるケース。
「手当をしてほしい」(Wants)とやってくる。
ただ、その奥に
「先生にさわってもらってほっとする、その感覚や気持ちの安定が必要」(needs)
と感じているのかもしれない。
経済学やマーケティングを学んでいると
人とのかかわりにつながるものがあって
面白いなぁと思います。
表面的な要望(Wants)
にばかり意識を向けてしまうと
その奥の本当に必要としているもの(needs)
を満たせないことが起きる
人への攻撃ばかりする人も
本当はそれがしたいのではなく
その奥に「私の存在を認めて!」という
needsがある場合も。
人間は、自分のWantsはわかっていても
needsに気づいていないことがあるのかもしれません。
まわりが、
相手のWantsを必死に応えてあげても
満足しないのは
本人が、自分のneedsに気づいていないから。
そのneedsを見たくない。
気づきたくない・・・・
ということもあります。
それが強ければ強いほど
ゆがんだ表現になってしまうことも。
自分を知るって大切なこと
自分と向き合うって大切なこと
楽に生きられないのは
自分の needsに気づいてないからかも!
それでは
今日も素敵な1日を!
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」 2023年1月20日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
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