意欲を引き出す言葉がけが上手な人は〇〇力がある！

2021年12月01日 | 保健室コーチング

（一社）ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー　桑原朱美です。

今日のテーマは
「意欲を引き出す言葉がけが上手な人は〇〇力がある！」です。

先日、小学校の非常勤講師をされている方と
お話する機会がありました。

体育の授業を見ていて
大人の言葉がけの大切さを
学びましたというお話でした。

ｰｰｰｰｰｰｰ

Ａ先生のクラスは
子どもたちの50ｍ走で
子どもたちの記録を
●秒！と言って記録しているだけ。

Ｂ先生のクラスは
授業の初めに
「みんな、今日はどれくらい記録を伸ばす？」
と声をかけていた。

そして
子どもたちが走るたびに
1人1人に声をかけていた。

「記録、伸びたよ！」
「さっきと同じだけど、手の振り方がよくなってる！」

子どもたちも、その言葉に
意欲がアップ。

「先生、今度はどうだった？」
と、聞きに来る。

結果に対し
お互いに称賛しあっている。

同じ内容の体育なのに
子どもの表情も
意欲も全く違っている。

言葉がけって大事ということは
もちろんわかっているが
ただ言えばいいというものではなく

ちゃんと
子どもたちを観察してこそ
的確な言葉がけができると
実感した。

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そんな内容でした。

できたかできなかったかの
結果を見て何かを言うのは簡単です。

しかし、そこに向かっている子どもの姿や
どんな変化があったのかを伝えるには
「観察力」が必要です。

結果に焦点を当てた言葉がけばかりされた子は
結果にこだわり、結果が悪ければ、落ち込んだりします。

しかし、変化や努力の様子を
承認された子は
「先生はちゃんと見ていてくれた」
「そうか、ちゃんと自分は成長している」
と感じることができます。

Ｂ先生は、授業の初めに、子どもたちに
的確なプリフレームをかけています。

それによって
自然とその時間はどんな時間なのかの
方向付けをしています。

この言葉も脳科学的に言うと
潜在意識に働きかける「前提」が
埋め込まれています。

「今日は、
≪どれくらい≫記録を伸ばす？」

わかりますか？

≪どれくらい≫という言葉が入ることで
記録を伸ばすことが前提という表現になっています。

この言葉を聞いた子どもは
1秒かな？0.5秒かな？
と考え始めます。

つまり、無意識に「記録が伸びる」ことを
前提として考えるのです。

言葉がけが上手な
大人は、自然とこうした
言葉がけを使っています。

保健室コーチング
アドバンスコース（中級）では

潜在意識に伝わる
言葉がけのトレーニングもします。

相手を喜ばせる
表面的なほめ言葉ではなく
相手の潜在意識に届ける言葉がけは
教育的価値が高いのです。

それでは
今日も素敵な1日を！

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2021年11月30日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

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姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

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