姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

16歳のチャレンジと保健室コーチングBC第2講

2024年01月08日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表  
桑原朱美です。
生きづらさを生きるチカラに変換するメソッドを提供しています。

 

今日のテーマは
「16歳のチャレンジと保健室コーチングBC第2講」
です

 

■新幹線に同乗した孫ちゃん

12月2日3日は、保健室コーチングベーシックコース東京6期第2講のため
東京へ行ってきました。

実は、今回、横浜に遊びに行く16歳の孫ちゃんと
同じ新幹線で行きました。

小学校2年生の時に、田舎にIターンした孫ちゃんは
電車も新幹線も、一人で乗った経験はありません。

事前に彼が母親に話したのは


「横浜まで行きたい。電車の乗り方がわからない。
そもそもの仕組みを教えてほしい」

これ、すごいなと思いました。
前日の夜に、一人で飛行機で愛知に来て一泊。

そこで、電車に乗るための仕組みを教えました。

翌日の早朝に、ばあば(桑原)といっしょに
同じ新幹線で移動。

 

  • 実際に乗車までに私鉄から新幹線への乗り換えの仕組み
  • 実際の現場で、何を目印に、自分が乗る電車が何番線から出るのかを知るのか
  • JR在来線での乗り換えは、どんな仕組みか
  • 在来線での乗り換えではなく、地下鉄に乗る場合はどうするのか?


彼には、今回EXカード(新幹線用ICカード)での乗車を体験してもらい、
そのカードと一般的な交通系ICカードとどのように併用するのかの仕組みを教えました。

新横浜駅で、孫は下車。ここで放り投げたので、後は、自力です。
失敗も自分で考えることも、すべてが彼のリソースとなります。

 

■最新のトレーニングの導入

さて、保健室コーチングBC東京6期 第2講。
第2講では、主に、言語アプローチを学びます。
1日目に脳科学傾聴、2日目はコーチングトレーニングです。

W講師(藤岡講師・豊野講師)が講座を進行。

内容を刷新したので、講座までに何度も二人の講師の先生は
打ち合わせをされました。

さすがは「誠(青)」の脳のお二人!
それでいて、「礼(黄)」の桑原が作ったコンテンツを
自分のパターンもいったんわきに置いて、どう進行するかの
徹底したコンテンツ研究に、脱帽!

2講の内容を1講の原理原則をリンクさせながら、
時に、受講生さんの思考を揺さぶる問いかけをし、
実際の体験を通して、それぞれが考えるという
非常に興味深い2日間でした。

3つもホワイトボードがあるという会場の利を生かした柔軟な発想で
これまでワークシート上でやっていた傾聴トレーニングを
ホワイトボードでチャレンジするという画期的発想。

 

 

 

ホワイトボードを使っての
「思考整理・見える化・共有化」を行う傾聴やコーチングアプローチは
実は、受講生さん自身のアプローチのクセまでも見える化し
それはそれは、深い学びにつながっていました。


理論を聴いて、「なるほど」と思っていても
やはり、ワークを実際にやってみることでわかることはたくさんあります。

 

・ついつい問題に焦点を当ててしまうパターンに気づく人
・自分のビリーフに気づいて、笑っちゃう人、涙する人、ちょっと混乱する人
・スケジュール管理やセルフアクセプトコースで学んだ内容とつながった!という人

 

よい・悪いなどなく、
本当に、その「場」にいるからこその五感すべてを使ったリアルな体験は
かけがえのないものだなぁと思います。

 

保健室コーチングは、コーチングだけを扱うものではありません。
誰かにコーチングができること以上に大切なのは
自分の人生においてコーチング的思考ができること
脳の科学を自分の人生に取り入れ、自分の言葉と脳の使い方を変え
現実に変化が起きることを体験することです。


この体験こそが、相談活動以外の保健指導、保健だより、
保護者対応、他の職員との人間関係、子育てなどのあらゆる場面での
影響力や現実変化を起こします。


■スキルの習得で大切なのは『仕組み』を知ること!
新しいスキルや知識を得ることは楽しいですね。

しかし、本当に大切なのは、『仕組み』『構造』を知ること
どうやってやる?(How)何をする?(What)
ばかりを追い求めるのではなく
なぜそれが効果を生み出すのか(Why)という『仕組み』をしることが
最終的に応用力につながります


九九の答えを丸暗記しても
なぜ、5×5がに25なるのかという仕組みを理解していなければ
答えを丸暗記するか、誰かに求めるだけになってしまいます。

子どもたちへの対応でも、
大人が、その場その場で問題を取り除いてあげるのではなく
子どもたちが、自分の問題に取り組みながら「仕組み」を理解できれば
子どもたちは、それを自分の人生において活用できるようになります。

それこそが、保健室コーチングがめざす主体的に生きる子どもたちの姿

大人自身が、五感をフルに使いながら、
自分の言葉と脳の使い方を変えていく!
それによって、自分の人生が変わっていくのを体験する!
その経験が、子どもたちへの影響力となっていきます。

 

p.s.
孫ちゃんとは、2日目夕方に無事に品川で合流!
2日目は友達と渋谷や秋葉原で東京を満喫!
最後は自力で品川までやってきました。
彼曰く、「もう仕組みがわかったから、今度は一人で行ける」
すばらしい2日間になったようです。 


それでは
今日も素敵な1日を!

 

  子どもの『生きるチカラ』を高めるマスターキーを手に入れる

 

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2023年12月4日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

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