【2011年7月の記事】
保健室コーチングベーシックコース広島1期 第2講です。
前泊しているので、朝もゆっくりできるので快適です!
午前中は 税理士さんと懇談でした。
保健室コーチングベーシックの販売用テキストを見ていただいたら、
同じくNLPを学んでいる税理士さんが絶賛してくれました。
イラスト満載で、前頁カラー。これ、すごくわかりやすくていいね!
見ていて楽しくなりますよ!
って。
うれしいですね。
実際のコースで使うテキストは、製本はしていなくて、ワークで取り外したり、追加の資料をさし込んだりしますので、バインダー式になっています。
言語のアプローチだけでなく 体を使ったアプローチもたくさん行うので、結構、資料がたくさんになりますね。
せっかく学んでも 実際の現場で使えなかったら何にもなりません。
現場で活用できてなんぼです。
さて、第2講は クライアントを変化させる「質問」を中心にワークやレクチャーで実践力を高めます。
ずっとカウンセリングを中心に 保健室での相談活動に携わってこられた方は「質問」というものに
ピンとこなかったり、抵抗感を感じられる方もあります。
保健室コーチングにおける質問では
○思いこみや制限となっているビリーフに気付かせるための質問
○自分ができこと、他人、自分、その他のものに貼り付けている意味づけや解釈(とくにそれによって制限や負の感情を持っているもの)に気付かせ、その意味づけを意欲などのプラスの感情に変化させるための質問
○問題に対しての解決策を引き出す質問
○迷路に入り込んでいる上階から出口を見つけ出す質問
○明確目的をもってそれを達成したい場合には、それを達成させるための具体的方法や意欲を¥や活力を引き出す質問
など、一口に「質問」といっても、いろいろなんですね。
なんのための質問かというと、質問者が知りたいとおもっていることを聞くためではなく、
相手の内面の地図を広げたり、思い込みを外したり、答えを引き出したりという
「相手の変化のための」の質問です。
では、効果的な質問をするためには何が必要でしょうか?
それが、「脳科学傾聴」です。
「傾聴」といっても 感情をうけとめるとか、共感したりするためだけの 「傾聴」から(もちろんそれも大事)
もっと脳のしくみを理解したうえでの 「脳科学傾聴」をします。
何を言っているのか?ではなく、「どう表現しているのか」を、非言語のメッセージとともに聴いていきます。
まさに 十の目と耳と心=「聴」
言葉の中から 「一般化」「削除」「わい曲」を聞きとるセンサーのトレーニングが、よりよい質問の大きなカギを握っています。
特に、保健室にもちこまれる子どもたちの問題にたいしてのアプローチでは、
一般的な「目標達成」のコーチングというより、
「ビリーフチェンジ」「制限の解除」「意味づけの変化=リフレーミング」を目的にすることが
主となります。
もちろん 子どもたちの悩みの中には、
「もっと成績を上げたい」とか「部活で結果を出したい」「進路を決めたい」「志望校に合格したい」
という、目標設定、夢の実現をテーマにしたものもあります。
つまり、学校現場では、
いわゆるカウンセリング的なアプローチと
目標達成や自分のしたいことの発見や 自分を高めたいというコーチング的アプローチの両方の悩みに対してのアプローチの技術が必要となってきます。
保健室コーチングでは
どちらに対しても対応できるスキルと
そのスキルを発揮するための養護教諭の状態管理も学ぶことができます。
なぜなら・・・どんなにスキルを学んでも 養護教諭がスキルを発揮できる状態でなければスキルが機能しないからです。
基本的には、NLPがベースになっていますので、多くの心理療法を包括した内容が学べます。(NLP自体が 世界の天才心理療法家のエッセンスをまとめたものであるからです)
子どもたちの悩みが多様化している中、また、教師自身の精神疾患が増えている中、
後手後手にまわる対処療法ではなく、
根本から人間をとらえなおし、教師自身の本来の願いを引き出したり、
自分の状態管理を学ぶことで システムではなく、教師自身が自分自身と向き合い、
より意欲的に仕事ができるという「内側からの改革」の一端を担うものと確信しています。
ハートマッスルトレーニングジムのモットーは
「自分を癒すちからくりゃあ、自分で引き出しゃあ(自分を癒す力くらい 自分で引き出せ )」です。
鬱になったからカウンセラー、セラピスト、ではなく、自分自身で 自分を元気にできる手法を
教師自らが身につけることができる、そんな時代をつくっていきたいと思っています。
NLPを学ぶとか コーチングを学ぶとか そういうレベルではなく
どうして人間は苦しむのか?を 人間の脳や心の仕組みから 理解して
そこから 自分自身で 自分自身の 状態をよい状態にたもてる方法を
学ぶことの大切さを 伝えるって決めたんですよね。
だから、楽しいです!この仕事☆