11月10日 愛知県江南市布袋中学校の学校保健委員会で、レジリエンスに関する講演をさせていただきました。
講演テーマ 「しなやかに生きるヒント~ベイマックスVS鉄人28号~」
ベイマックスのようなしなやかで軟からな心で生きよう。心が鉄のように固いと、人間関係や出来事に対する現実対応力がうまく働かないよという意味で、こんなタイトルにしました。
学校保健委員会の講師として、小中学校、高等学校で生徒向けの講演の依頼を受けることが非常に多いのですが
講演を依頼される段階で
養護教諭さんが学校保健委員会に対してどのように考えていらっしゃるのか
生徒さんたちへの観察力はどうなのか
講演をどのように今後の教育活動につないでいくのか
そんなものが見えてきます。
今回の中学校は 私が現職中にお世話になった愛知県丹葉ちくの中学校です。
ここの養護教諭の先生は、同じ地区でともに実践交流をし
ともに高めあったすばらしい力量をもった 後輩です
生徒さんへの洞察力が半端ないし、
講演後もちゃんと生徒さんへのかかわりや事後指導へ活用されていました
たくさんの講演依頼を頂く中で、
なぜ このテーマにするのか
それに至った生徒さんの実態は?
講演を通して生徒のどんな変化を望むのか
講演後はどのようにそれを教育活動につなぐのか
そんな基本的なことすら書かれていない依頼に愕然とする依頼も、時にあります。
学校保健委員会というとても大切な行事を、どう生かすかという想いを持っているかどうか
それこそが、一番大事だと思うのです。
今回、頂いた生徒さんの感想が、ほんとうに素晴らしかった。
多くの方に、主催する側にきちんとした視点があれば、
講師の話はここまで中学生に届くのだということを
ぜひ知ってほしい。
『自分は自分で変えていかなきゃ変われないんだなと思いました。』
『自分とはなにで、こころとはなにか。このことを深く考えたことがなかったので、本当にいい経験になりました。すべてあわせて「自分だ。」この言葉を聞いたとき心から「なるほど」と思うことが出来た』
『あらためて目の前の現実は、自分で作り出しているのだなと感じました。』
などなど、中学生の感性に感動しました。
彼らの純粋な気づきを ぜひ、読んでみてください。
http://heart-muscle.com/attendance_comment/20161221ireji/
生徒さんの実態に即した話をできるのは、その実態を深く見ることができる養護教諭の先生がいるから!