鹿火屋（かびや）でお茶 ＠群馬県

　先月の話だが、久しぶりに「鹿火屋（かびや）」に行ってきた。かやぶき屋根の昔ながらのたたずまいのお茶屋。鹿火屋とは昔、田畑の作物を守るために火をたいて臭いものをくべた小屋のことらしい。恥ずかしい話だが。子供の頃はかやぶき屋根の古臭い家だからずーっと「黴屋」と勘違い。

　ここの名物は「芋串（いもぐし）」。皮を剥いて蒸した里芋に串を刺して甘い味噌ダレをつけて炭火で焼いたもの。１０月から７月までの限定品で、このときは９月だったので食べられなかった。

　そんなわけで食べたのは「味噌おでん」。
　　これも甘い味噌。芋串も味噌おでんも上州（群馬）名物の「焼き饅頭」が好きなら、きっと気に入ると思う。

　ちなみに焼き饅頭はこんなの。小さい蒸しパン（まんじゅう）を串に刺して甘い味噌を塗って焼いたもの。パン（まんじゅう）の中に小倉餡が入ったものもある。
　　残念ながらここのお店では売っていない。

　ちなみにこの近所は結構旨いものが多い。伊香保の「清芳亭」の「湯の花まんじゅう」、水澤の「水澤うどん」、あとは渋川市行幸田（みゆきだ）の「中村の酒まんじゅう」。「湯の花まんじゅう」も「中村の酒まんじゅう」も出来たての熱々の味は何ともいえない。特に真冬の寒い日に食べると格別。

　次は冬休みの帰省で行ってこようかな。

鹿火屋：群馬県北群馬郡吉岡町上野田１３２９－１２７