三十路毒男の明るい生活(今は五十路既男)

昔(毒男):釣り、海外旅行、買い物、料理を中心に綴った。
今(既男):コロナ禍3年間の駐在を終えて日本へ帰国。

ドイツ駐在2022:ナイルパーチとエビとムール貝のカタプラーナ

2022-09-11 | ドイツ赴任_現地料理
 夏のリスボン旅行で食べたタラのカタプラーナ。美味しかったので自宅に戻ってからアレンジ。Venosでタラを見たら40EUR/kg。予想外の値段にビックリ。あともう少し足したら、Malta産の生の本マグロが買える。タラにこの値段は払いたくない。そこでViktoriabarsch(ナイルパーチ)14EUR/kgを購入。

 カタプラーナ鍋なんて我が家にはないので、ルクルーゼを代用。オリーブオイルでニンニクを炒めてから適当に切ったナイルパーチを放り込んで表面に火を通して、ジャガイモ、トマト缶、むきエビ、ムール貝を適当に放り込んで、塩と白ワインを投下し、約20分程蒸し煮してお仕舞。
 
 さらに隣でポルチーニリゾットを作って夕飯完成。


 ワインはルクセンブルクのシェンゲンのDomaine Henri Ruppertで買ってきたリースリング。スッキリした飲み口。

 初挑戦のカタプラーナであるが、結構、それっぽい味に仕上がった。非常に簡単でいい。次回はナイルパーチではなく、鮟鱇か真鯛でやってみよう。嫁さん曰く、タラとは違ってちょっと匂いを感じるとのことだ。


ドイツ駐在2022:ポルチーニシーズン開幕@ドイツ

2022-09-02 | ドイツ赴任_現地料理
 いつも通りフランクフルトのKosmidisで食材調達。レジのところにポルチーニ(ドイツ語:Steinpilze)を3ケース発見。店内を更に進むと、業者の人のお買い物台車にもポルチーニが乗っけてある。
 早速、野菜コーナーに向ったところ、売り切れなのか、ポルチーニは見当たらない。仕方ないので店員さんを捕まえて、Haben Sie Steinpilze?と問いかけ。奥に引っ込んで、手つかずの箱を持ってきた!傘の下が黄色くなってないので新鮮だ。

 お値段は約30EUR/kg。スーパーで買うと約2倍のお値段。早速お買い上げ。

 早速、ポルチーニリゾット!

 
 適当に切ってニンニクと一緒に油で炒めて、更に米を追加して炒める。
 お湯とブイヨンと塩少々加えてグツグツ。

 仕上げはパルミジャーノをすりおろし。

 これだけでは夕飯にならないので、Kosmidisで買ってきたイベリコのNacken(肩ロース)のソテーも。

 イベリコの脂と肉汁が勿体ないので、ソテーに使ったフライパンにはモヤシを放り込んで炒め物。
 
 以上に、更に茹でブロッコリー、チーズ、フルーツを追加して夕飯。

 
 今シーズンの初物のポルチーニ!ロゼと一緒に美味しく頂きました。

 イベリコの肩ロースは美味しいけど脂があるので悩ましい。初めはジューシーで美味しいが、後半戦が辛い。フレンチラック(骨付きロース)だと、あっさりし過ぎで悩ましい。

ドイツ駐在2022:クラインマルクトハレで牛タン調達して焼肉堪能

2022-08-29 | ドイツ赴任_現地料理
 Kosmidisで前回と同様にカルビを調達。カルビだけでは寂しいので、牛タンを求めてクラインマルクトハレへ。西側の入口から入ってすぐの日本人御用達(薄切り肉可能)の肉屋の隣。

 ショーケースにべろーんと置いてある。仔牛のタン(Kalbszunge)。

 表皮を剥ぐのが面倒なので、Ohne Haut(皮無し)とお願いして購入。
Ohne Hautは魚屋で皮を剥いでもらうときにも重要。

 家に帰って水にさらして血抜きして、適当に切り分けて焼肉へ。先端の固い部位はカレーの具へ。

 モヤシと一緒に焼肉堪能!こっちのお店で食べたら高いので、自己満足度大。

2022ドイツ駐在:Kosmidisでカルビ発見!自宅で美味しい焼肉堪能。

2022-07-17 | ドイツ赴任_現地料理
 Kosmidisで前から気になっていた骨付きカルビ(豪州産)を調達。単価は21.95EUR/kg。可食部換算では30EUR弱といった感じか。アルゼンチン産のEntrecorte(Ryb eye)よりは安い。
 
 まずは筋とり。
      
 包丁で筋をそぎ落とす。取り除いた筋は後で牛筋煮込みの予定。

 お次は骨外し。骨のすぐ表面のところに包丁を入れて、刃先を滑らせていき、まずは肉に切れ目を入れる。お次はそこから他の骨に向かって滑らせて全部の骨を外しておしまい。
 綺麗な骨なしショートリブの完成。

 お次は一口サイズへ。
 綺麗にできた!
 
 カルビだけではつまらないので、イベリコ豚のセクレトも一緒に。

 こっちはKosmidisの冷凍品で約14EUR/kg。注意点は脂の量。買う際には極力表面の脂の量が少ないのを選んで、切る際には脂をある程度こそげ落としてやることを推奨。脂が強すぎて食べにくい。

 以上でお肉の準備完了。日本から持ち込んだジンギスカンホットプレートで頂きます!
 肉から出てくる旨味を茸とモヤシに吸わせてウマー!

 カルビは大当たり!Kosmidisのアルゼンチン産のEntrecorteやFlank steakよりも段違いに美味しい。プリっとした触感と適度に入ったサシ。とても旨い。

 イベリコのセクレトは触感命。弾力感が素晴らしい。ポン酢とワサビで食べるとサッパリして美味しい。但し、肉の味としては同じような価格帯ならイベリコのNackenの方が美味しいかな。お値段無視でイベリコで焼肉の場合にはPresa一択。但し、PresaはKosmidisでほとんど見かけない(お値段プレートはあるものの、在庫を最近見たことない)
 
 まだ半分お肉が残っているので、もう一度焼肉だ!


ドイツ駐在2022:ホワイトアスパラシーズン到来!

2022-04-13 | ドイツ赴任_現地料理
 スーパーにホワイトアスパラが並びだすようになった。新鮮なのは甘みが強くジューシーで美味しい。そこでDarmstadtにある農場直販店のSpargelhof Merlauまでドライブ。フランクフルトからA5を使えば30分もかからない。

 幾つかのグレードに分かれて販売。折れたやつが安く売っているので、心が惹かれる。とは言うものの、折角きたので一番いい奴ということで、毎回買うのはPremium版 18.9EUR/kg。
 お店では氷で冷やして売っており、保管状態が非常に良い。切り口の断面が乾いていないで綺麗。約1kg購入。更に入り口近所のアイス小を二つ注文。

 アスパラと一緒にお金を払ってから店員さんとアイス売り場へ移動し、子供たちはアイスを選択して、外のふれあい牧場の前で早速ベロり。


 毎回、ボイルしてホーランデーゼというのも飽きてきた。作ったのは以下2品。
その①:アスパラとベーコンの炒め物。
 茹でたやつよりもアスパラの旨味がよくわかる。茹でよりも炒め物の方が我が家的には好きかも。

その2:アスパラ炊き込みご飯
 筍ご飯をイメージ。炊飯器に皮をむいて切ったアスパラと醤油と出汁の素とみりん代わりのワインと砂糖少々を放り込んでスイッチオン。非常に簡単。加熱時間が長いのでアスパラの根元の方の筋感も気にならない。但し、柔らか食感に全て変わってしまってるので、食感の変化をつける観点からは、別茹で、若しくはレンチンしたアスパラを追加した方がイイかもしれない。とはいうものの、柔らかアスパラであっても、味の面では問題なし。非常に優しい味に仕上がった。

 以上2品のアスパラ料理に加えて、残り物のマルタ産本鮪の刺身とネギトロ等と一緒に、お気に入りのワイナリーのBärenhofのロゼの Spätburgunder Kabinett trocken(2021年もので今年の4月より販売。僅か5.3EUR/本。)で一杯!このワイナリーのロゼの中ではコレが一番好き。爽やかな飲み口なので、鮪の脂や炒め物によく合う。

ドイツ駐在2022:ベアラオホ料理その2(ドイツ版行者ニンニク)

2022-04-13 | ドイツ赴任_現地料理
 最近のフランクフルトは暖かい日が続いている。春の山菜のベアラオホを取りに行ってビックリ。花芽がだんだん出来てきたなぁと思っていたら、生育のいいのは開花している。
 花が咲くような株は葉が固くなっているので、採取は取りやめ。陽当たりの違う所へ移動。

 若いベアラオホの群生地発見。ここならあと1週間は大丈夫そうだ。早速、2日分ほど摘み取ってお持ち帰り。

作った料理は以下の通り。

ベアラオホ入り麻婆豆腐
 ベアラオホのニンニク臭と彩りが食欲を誘う。

ベアラオホ入り餃子(こっちは焼きだけ担当)

 ニラの代わりにベアラオホを使用。食べた感じはニラ入り餃子と同じ感じ。

 今月一杯は楽しめる。

ドイツ駐在2022:ベアラオホ料理(ドイツ版行者ニンニク)

2022-04-10 | ドイツ赴任_現地料理
 春本番でベアラオホのシーズン。スーパーでも売っているが、我が家では専ら近所の公園で採取生活

 暖かくなってきたので花芽が立ってきた。そこで葉と一緒に花芽も摘んでおもち帰りして、早速、夕飯のおかず。

さっと湯がいてお浸し。鰹節を振りかけて、ポン酢でいただく。見た目はホウレンソウのお浸しだが、ベアラオホ独特のニラ臭が違い。


ベアラオホの花芽とブロッコリーとホタテのバター醤油炒め。

 ホタテと一緒に炒めれば何でも普通にうまい。


ドイツ駐在2022:イベリコ豚のフレンチラック約2.2kgを料理

2022-02-07 | ドイツ赴任_現地料理
 ドイツに来てから肉の購入単位がおかしくなった。安さにつられてKosmidisでついつい業務用と思しき塊肉を買ってしまう。因みにKosmidisでのお気に入りは冷凍イベリコ豚とアルゼンチン産の牛肉。

 今回は冷凍イベリコ豚のフレンチラック約2.2kgを料理することに。


 袋から出すとこんな感じ。今回はローストポークが食べたいということなので、まずは骨の部分とロースの部位を切り分ける。そして過剰な脂身を削除。

 ロースの部位にはステーキ用の香辛料を適当に振ってしばらくなじませる。

 あとは表面を軽くソテーしてからオーブンで110度90分。あとはオーブンから出して、アルミホイルに包んで冷めるまで放置。


 出来上がり。綺麗にしあがった。低温調理なのでシットリジューシー。ポン酢につけていただくと白ワインが非常に進む。

 最初に肉の表面を焼いたフライパンには美味しいイベリコ豚の脂が残っているので再利用。刻みニンニクを炒めてからキャベツの炒め物。仕上げに出し醤油。
 キャベツの甘味とイベリコ豚の脂の旨味がとても合う。

 なお、切り分けた骨の部分は1本ずつにばらして、胡椒をふってから軽くソテーした後にBBQソースを適当に放り込んで、水で希釈して40分ほど煮込んでスペアリブの煮込みにして消費。とても簡単で子供たちの食いつきがいいので嬉しい料理だ。


ドイツ駐在2021:イベリコ豚のフレンチラック(骨付きロース)のソテー

2021-11-12 | ドイツ赴任_現地料理
 有休消化で自宅で昼飲みすることに。

 Reweに行くとイベリコ豚のフレンチラックが安い。30EUR弱/kg。骨6本分なので、めんどくさいからAlles bitteと言って全部お買い上げ。約1kg。可食部分は800g程度。

 子供たちは学校なので、妻と二人分を切り分けて早速調理。表面を強めに焼いたあとは弱火に切り替えて、最後はアルミホイルに包んで予熱調理。厚い豚肉でも火通りは申し分なしで中はしっとり。ドイツに来て肉のソテーの腕がかなり上がったと自画自賛。
 付け合わせは茸のバターソテー。

 イベリコ豚は脂が美味しいので、ソテーした後はキャベツとブロッコリーを放り込んで炒め物。キャベツの甘みとイベリコ豚の脂の旨味が最高。

 これだけでは昼飲みに足らないので、ドライトマトのオリーブオイル漬けとトリュフチーズ2種とトリュフサラミ。


 充実した昼飲み!ソテーしたイベリコ豚はポン酢わさびがとても合う。昼間からシャルドネ1本でご機嫌!