三十路毒男の明るい生活(今は五十路既男)

昔(毒男):釣り、海外旅行、買い物、料理を中心に綴った。
今(既男):コロナ禍3年間の駐在を終えて日本へ帰国。

2006年夏休み旅行 その11 Hoi Anで独りディナー

2006-09-27 | 海外旅行
 ヴェトナム旅行最後の晩。やっぱり最後のディナーは豪華に行こうということで、ガイドブックの中から選んだのは市民劇場から徒歩10分、レタイントン通りのHoi An(ホイアン)。シーフード料理のお店。昨日仕立てあがった麻シャツに着替えて、ホテルのバーで軽くカクテルをやってからお出かけ。昼間は結構暑いけど、夜はそこそこ涼しい。

 非常に雰囲気がいいお店。生演奏が入っている。

 

 予約を入れてなかったので15分程待ってから席へご案内。日本人客が多い。冒頭の写真はがらがらだけど、これは10時ぐらい。入店直後の7時ぐらいは結構な賑わいだった。

 とりあえず、シャンペンをグラスで注文し、飲みながらメニューを検討。お客に日本人が多い割には、メニューは英語。またシンガポーリアンと思われているのかと思って、日本語メニューの有無を聞いてみたけど無いとのこと。しかしながら何人かの店員さんは日英両方OK。本日は蟹と蝦をもりもり食べようということで、白ワインフルボトル1本と共に選んだのは以下の通り。

1品目:蟹肉春巻き USD6.3
 野菜で巻いてタレにつけて頂く。クリスピーな皮、ジューシーで素晴らしいお味の蟹餡。スターターとして大正解。これは期待できるお店だ!

2品目:大蝦(100g)サラダ USD9.75
 非常にシンプルでわかりやすい味。まさにサラダに蝦を載せました。あっさりという感じ。

3品目:蒸し蟹1kg USD17.8
 これまた非常にあっさり。普通に旨いのだけど、先ほどのサラダがあっさり系だったので、ここはこってり系にすべきだった。選択のミス。

 あっさりし過ぎてまだまだお腹に入りそうだ。しかもワインがまだまだ1/3ほど残っているので、もう一品追加。

4品目:おこげの海鮮あんかけ USD7.9
 大好物。おこげにあんをのっけたときのジュッという音が食欲をそそる。しっかりした味付けの白身魚と蝦とイカのあん。クリスピーなおこげ。熱々を口の中へ放り込む。至福の時だ。

 ようやく4品目でボトルが空いたので、あとはアイリッシュ珈琲でも頂こうかと思っていると、ごっついブランデーのお勧め。

 「まだ封を切っていないので、是非どうぞ。」
 

 そこまで言われると普段はブランデーなんて飲まないのに、酔った勢いでオーダー。目の前でボトルの封を切り、グラスを炎で炙ってと、素晴らしいプレゼンテーションを堪能。

 ブランデーで止めとけばよかったのだけど、普通の珈琲にしないで、完全に酔った勢いでアイリッシュ珈琲を追加。これは頼んで正解。また目の前で素晴らしいプレゼンを見せてくれた。しかもレシピが私の知っているのとちょっと違う。

 グラスを炙ってから、リキュール(カルーアミルクだったかなあ。べろべろに酔っていたので記憶があいまい)を放り込んでいるところが我が家と違う。家でやる時はブラウンシュガーとアイリッシュウィスキーをグラスに入れておいて、そこに深煎りのコーヒーを注いでから、てっぺんにホイップしたクリームを載せておしまい。

 独りで2時間半のディナー。これだけ楽しんでお代はUSD107.75。ちなみに飲み物代が半分以上(USD66)。おかげで食後はタクシーでホテルへ直行。とてもバーで更に一杯なんて出来なかった・・・。

 以上でヴェトナム サイゴン旅行は終了。お帰りはシンガポール経由(1泊:但し単なるトランジット。)でSQの昼便で関空へ。因みに帰りのチャンギ空港のプレミアラウンジで初めてシャワーを使ったけど、非常にぬるいお湯(やや冷たい)でショック。しかも場所がトイレの一番奥でわかりにくい・・・。まあ、トランジットホテルとは違って無料なのだからあきらめがつくけど。

2006年夏休み旅行 その10 サイゴンで麻シャツのオーダー

2006-09-16 | 海外旅行
 麻100%のシャツ。これが欲しかったのだ。旅行前に大阪の幾つかのデパートで覘いてみたけど、凄く風合いのいい生地で数万円。普段着にするには抵抗のある価格。かといって安い生地にすると、化繊混紡で風合いが・・・。

 ヴェトナムでは安価にビスポークできるということなので、今回のサイゴン旅行で麻100%のシャツをオーダー。行ったお店は"MEISON DE LA SOIE"。宿泊先のマジェスティックからだと結構距離があるので、バイクタクシーで行った。ホテルの近所にも沢山お店はあったのだけど、女性のオーダー客が多くて男独りではじっくりオーダーできないので、ちょっと遠いところを選択。

 こじんまりとしたお店で女主人はフランス語と英語をしゃべるようだ。棚に山積みになっているシャツ向けの反物をチェック。リネンとラミーがあり、色数が多くて嬉しい。工賃込みで1枚USD30ちょっと。仕上がりは翌日。4色ほどラミーの生地を選んで、見本用に持参した高島屋のオーダーシャツを取り出して注文。こんな時は見本があるといんちき英語でもすぐに理解してもらえる。高島屋のシャツはヒップ周りが若干小さかったので、そこだけ修正をお願いした(それ以外は同じデザイン・寸法で)。念のために、芯地は柔らかいのを使ってとお願い。それと袖先はツインバレルであることを確認してもらう。

 で、出来上がりが冒頭の写真。右が見本の高島屋の15000円/2枚のオーダーシャツ。左と真ん中が今回のシャツ。きちんと出来上がっている。寸法もぴったし。

 細かいところをチェックすると、やはり縫製が甘い。
高島屋のオーダーの縫製(裏)

ヴェトナムオーダーの縫製(裏)
 ややミシン目が粗い。服地を重ねて「ガッと」ミシンで縫っただけという感じ。

 二つを重ねてみるとこんな感じ。

 まあ、洗濯ネットを使って丁寧に洗えば、問題は起きないと思う。普段着としてはいいのではないかなぁ。もちろんお値段を考えると優秀だと思う。結構気に入って着ている。

 今回行ったお店はレタントン通りにあるのだけど、来月から移転するようだ。
新店舗は以下の通り。
 221B NGUYEN TRONG TUYEN. PHU NHUAN DIST., HCM CITY
 TEL: (08) 8.478.655 日曜は休み
 
 せっかくの海外旅行なので、日本人旅行客の多い店は嫌だなという人にはお勧め。

2006年夏休み旅行 その9 ベトナム風お好み焼き

2006-09-10 | 海外旅行
 ベトナム(サイゴン)旅行記の続き。

 2日目の夕飯。昨日は蟹を食べまくったので、本日はB級グルメ。ベトナム風お好み焼き(バインセオ)に挑戦。

 お店は中心部からはちょっと離れている。おまけに大通りに面していないので、バイクタクシーが便利。

 2軒のバインセオ屋が向かい合わせ。ガイドブックにはバインセオ46Aが元祖とあったけど、私が入ったのはバインセオ49A。写真の右側のお店だ。

 オープンキッチン。思いっきりB級感が漂っている。後ろのペプシの看板の雰囲気も秀逸だ。

 普通にソースで食べるのかと思っていると、お好み焼きと一緒にフォーで見覚えのある大量の野菜とスープがやって来た。戸惑っているとお店の人が葉っぱに小さく切ったお好み焼きと少量の香味野菜をのっけて巻いてくれる。それを受け取ると、スープにつける真似をするので、ようやく理解。野菜で巻いてスープにつけて食べるのだ。

 甘酢味のスープ。

 パリッとした生地の食感がいい。お好み焼きの中味はもやしがメインでそれに若干のエビと肉。生地が薄いので広島風のお好み焼きのような感じ。野菜で巻いて食べるので凄く健康的。どことなくサラダ感覚だ。

 クリスピーな生地が非常に良かった。今度行く時はオタフクソース持参で食べてみたいなあ。

 


 

ビスポーク100件記念 "GOLDEN BROWN GLOBE-TROTTER"

2006-09-09 | グローブトロッター
 グローブトロッターからEメールが来た。カムフラトロッターが出たばかりというのにまた限定ものだ。ちなみにカムフラのときはEメールは来ていない。

 今回はロンドンの本店限定のビスポークでちょうど注文100件達成とのことで、それを記念した作品。そんなわけで英国市場限定。センテナリーの特別色だ。

 こう矢継ぎ早に種々のカラーの限定モノが出てくると、有り難味がなくなってくるなあ。話題づくりのためには限定モノはいいけど、あまりに多いと陳腐化するしなあ。といっても、ほとんど毎日トロッターと仕事に行ったり出かけたりしているけど、トロッター使いにはほとんどあわない。たとえあっても、色は違うしなぁ。TUMIを使っていた頃にはそこら中で同じカバンに出会ったけどね。

まだまだ暑いので和食で一杯 「鯖・オクラ・つるむらさき」

2006-09-09 | 料理
 久しぶりの更新。夏休みが終わってこれだけ経つとやっぱり忙しくなる。休み前に緊急の大仕事をやっつけたと思ったら、また同じ部署から次のモノの依頼。今回も期限を極端に区切られた中での実験。そのうちまたお泊り実験になりそうだ・・・。
 
 そんなわけで仕事の後はほとんど毎日飲みまくり。もちろん節約のため家で。といっても平日は料理する気力は残っていないので、思いっきり手抜き。サラダ、焼き魚、お豆腐が主なつまみだ。

 せっかくの週末なのでいつもとは違うものを食べようと思い、高島屋の地下で食材探索。あまり凝ったものは暑くて嫌だなあということで、本日は和食。

●鯖の味噌煮
 マサバは秋から冬が旬。ゴマサバは夏。近海の鯖は脂がぎっとぎとの輸入物とは違って上品な脂ののり具合。昔は脂ののり切った輸入物にびっくりして感動したけど、最近はどうも苦手。むしろ脂は無くても、新鮮な奴だったら刺身で美味しくいただける。特に海流の激しいところの新鮮な鯖のお造りは絶品だ(あの独特のもちもちプリプリのいかった身がなんともいえない!)。
 今回は宮城産のマサバ。水揚げして1日経ったと思われる鯖なので、刺身は当然却下。臭みを消すために、軽く熱湯を通してから水洗いし、生姜を放り込んで味噌煮。文献に従ってみりん、砂糖、醤油、日本酒等も放り込む。味付けは青物なので強め。初挑戦ではあったものの、思いのほかいいお味。適度な脂の乗り具合でいける。皮下近傍のとろみがなんともいえない。

●冷奴のおくらかけ
 最近のマイブームはネバネバ。もともと納豆は大好きだったけど、トロロ芋やモロヘイヤも頻繁に食卓に登場中。たまには違ったものも食べようと思い、今回はオクラ。夏の野菜。びっくりしたのはエチオピア原産で、オクラは英名だということ。日本の野菜だとばかり思っていた。さっと茹でて刻んで醤油と鰹節で和えて、冷奴の上に載せて完成。いつもの冷奴に飽きている人にお勧め。上に唐辛子をふってもいい。

●「つるむらさき」の山葵醤油和え
 これは初めてのお野菜。夏野菜だ。カロテン、ビタミンC、カルシウムが豊富。ほうれん草よりもこっちの方が栄養があるらしい。

 こんな奴。

 さっと湯がいて刻むと粘り気が出てくる。モロヘイヤみたい。独特のグリーン臭があるので好き嫌いのはっきり出そうな野菜だ。田舎育ちで自家栽培の元気のいい野菜の好きな人はOKかも。私は田舎出身なので当然OK。野菜を食べているなあという実感が大きくていい。茎の部分のシャキシャキした食感を生かしたいので茹で過ぎに注意。鰹節醤油で和えようかと思ったけど、自己主張の強いお味の野菜なので山葵醤油にしてみた。

 最後は冷麦の冷汁でおしまい。冷汁も最近のマイブーム。ご飯にかけてもいいし、素麺や冷麦にもあう。あっさりしているのでお酒のあとには格別に旨い。

2006年夏休み旅行 その8 クチトンネルツアーでAK-47

2006-09-02 | 海外旅行
 サイゴン2日目。本日はサイゴンから60km程のところにあるク・チ (Cu Chi)のトンネルツアー。ヴェトナム戦争当時に作られた全長220kmほどのトンネル。

 こんな感じ。

 前日のメコンデルタツアーで日本語ガイドは高いということを学んだので、本日は英語のガイドのツアー。日本語ガイドだとUSD25だけど、英語だと僅かUSD10。ドンコイ通りからちょっと脇道にそれた代理店で申し込み。エアコンつきのバスでホテル送迎つき。

 現地では北ベトナム軍の歩兵のような係員が実演・説明。

 突如地面から出てきた。うまい具合にカムフラージュされている。入り口が狭いのでアジア系の人間でないと入れないだろう。希望者は入らせてもらえる。中は真っ暗。ここよりもう少し入り口の広いトンネルがあったけど、途中まで入って断念する人(特に巨漢の欧米系)が多かったなあ(何しろ狭くて暗い)。

  ちなみに係員はホーチミンサンダル(タイヤから作ったサンダル)を履いている。お土産に買うことも出来る。

  米空軍のB52戦略爆撃機の絨毯爆撃で出来たクレーター。250kg爆弾かな。1機で30tの搭載ということなので、こんなのが約100箇所できるのか・・・。恐ろしい。初飛行1952年の老機材であるものの、今も現役で、イラクにも飛んで行ったようだ。

 後はライスペーパー作りやブービートラップを見てから(柵で囲んであるので、観光客が罠にかかることは無い)、お待ちかねの射撃場へ。

  M-16やM-60が見える。欧米人にはM16が人気。そんな中、私はコレ。
  世界のテロリスト、共産ゲリラ、犯罪者御用達のAK-47。コレの使い方を覚えておけば、万が一の場合、役に立つかもしれない。ちなみに中国はコレをコピーして56式突撃銃という名前で世界にばら撒いているそうだ。

  10発でUSD13。係員がバナナ型弾装に詰めてくれる。

 初心者にはフルオート射撃は弾の無駄遣いなので、銃右側のセレクターレバーをセミオートにして、単発射撃。人生初の射撃。

1発目:どこに飛んで行ったんだ!着弾箇所がわからん。曳光弾だといいのに。
2発目:あいかわらずわからん。マトリックスのようには弾は見えない。
3~6発目:的に集中して、引き金を何度も落とす。ようやく的の上部数10cmのところに白煙があがった。
~10発目:フルオートに切り替えて連射。反動が凄いぞ。しかも弾はどこに飛んで行ったんだー?

 結論:射撃は難しい。やっぱり何事も練習が必要だ。