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Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
大雲院 祇園閣(東山中央散策18)

写真は、祇園閣
圓徳院を出て左折し、直進した突き当りに大雲院 祇園閣があります(簡易地図)。
またここは円山公園の少し南側にあたるので、円山公園から今回のルートと逆にくると近いです。
大雲院は現在単立寺院で、本能寺の変で亡くなった織田信長と、その長男の信忠が祀られています。
大雲院は時代の変遷であちこちに移転を強いられていたようで、現在地には昭和48年に来たそうです。
その境内に祇園閣という楼閣があり、金閣、銀閣にちなんで“銅閣”ともいわれますが、京都3名閣には入っていません。
祇園閣はオークラの別荘に象徴として昭和3年に建てられており、実は祇園閣の方が、お寺より先にあったのだそうです。
通常は非公開で、年に1回ぐらい不定期ですが特別公開になる時期があります。
拝観料は600円で、本堂、寺宝展、そしてメインの祇園閣に登ります。
表門を右手に進むと本堂の前に出ます。
本堂前庭の右手に鐘楼、左手に信徒の会館である龍池会館があります。
まずは本堂へ。
本堂の内陣中央には、本尊の丈六阿弥陀如来像が、左の脇壇にはこの丈六阿弥陀如来の中に入っていた阿弥陀如来像があり、これが創建当時の本尊だったそうです。またその隣には織田信忠像がお祀りされています。
右の脇壇には開基の貞安上人像がお祀りされていました。
本堂の裏手に回ると、祇園閣があります。
祇園閣は祇園祭の鉾を模したそうで、実際そんな形をしています。
1階の正面には阿弥陀如来像がお祀りされており、階段で上層に上ります。
階段の途中は敦煌の壁画が模写されています。
階段で最上層に登ると、知恩院の三門から八坂の塔、さらには京都タワーまで見渡せます。
本堂の表に戻り、左手奥の龍池会館へ。
こちらには寺宝が展示されています。
貞安上人像、織田信長像、織田信忠像、後陽成天皇勅筆の「大雲院」や貞安上人が織田信長から拝領した軍配団扇。
また円山応挙の白鷹図、雪舟の山水図や池大雅の富嶽図などもありました。
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2011 6/19の拝観1(大原三千院のあじさい苑)

まずは、大原へ。
三千院のあじさいは、5分咲きぐらいでした。
来週ぐらいには満開でしょう。
苔の緑を背景にした青いアジサイはきれいでした。
写真でおすそ分けしておきます(笑)。
もちろん大原の詳細は、今後の「大原散策」全11回で、コッテリ解説しますので、それまでお待ちを。
また、その後1寺院の2か所に行きましたが、それは1回でお話するのはもったいないので、
明日と明後日にお話しします(もったいぶってごめんなさい)。
(写真は、大原の三千院門跡のあじさい苑)
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京都3名閣

京都に「金閣」、「銀閣」があるのは、みなさんご存知でしょう。
それぞれの正確な名称は、
金閣=鹿苑寺の舎利殿、
銀閣=慈照寺の観音殿
です。
京都には“3名閣”という“くくり”があります。
金閣、銀閣はもちろんですが、あと1つは・・・。
西本願寺の飛雲閣です。
通常は見ることができません。
しかし法要時に、書院とともに特別公開しているのと、通常時でも前日までに予約しておくと見ることができます。
詳細は、「西本願寺 書院、飛雲閣参観の予約」で。
また、京都4名閣という“くくり”もあります。
そのもう1つは、
「大徳寺」の塔頭の「芳春院」にある、“呑湖閣(どんこかく)”です。
芳春院とは、かつての大河ドラマ、“利家とまつ”のまつの法号です。
芳春院は通常は拝観謝絶ですが、毎年11月の中旬だけ特別拝観をしています。
しかし、金、銀と来れば・・・銅!となるのが人情です(笑)。
でもあるんです!“銅閣”といわれる建物が!
それが「大雲院」の「祇園閣」です。
これは他のものより遥かに新しいです。
通常は拝観謝絶ですが、祇園閣そのものは外からも見えます。
内部に入りたければ、たまに“京の夏の旅”や“京の冬の旅”で特別拝観をしています。
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