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法堂、雲龍図(禅寺雑学2)

“法堂(はっとう)”もよく出てきます。
これは現在の講義所や集会場にあたる場所です。
ここの天井にあの“龍の絵”があります。雲龍図といい、禅寺独特のものです。

京都の主な雲龍図

・内部を有料公開しているところ
妙心寺:狩野探幽作 
天龍寺:1997年加山又造作“八方睨み”(法堂内のどこから見上げても、龍がこちらを見ているように見える)
建仁寺:2002年小泉淳作作“双龍図”(二体の龍)

・特別拝観時のみ内部公開
相国寺:狩野光信(探幽の叔父)作“鳴き龍”(下で手をたたくと反響し、龍が鳴いているように聞こえる)

・内部は入れないが、外から雲龍図が覗けるところ
南禅寺:今尾景年作 
東福寺:本堂が仏殿兼法堂で、堂本印象作 

・完全非公開のところ
大徳寺:狩野探幽作 

また、龍の指の数に注目です。
本来中国では、指は5本。
しかし、古来の日本では本場の中国に遠慮して、指を3本で描いていました。事実、「妙心寺」や「相国寺」のは3本です。
しかし近年に描き直されたもの(天龍寺や建仁寺)は、遠慮なく5本指になっています。

(写真は建仁寺の法堂の双龍図)

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二年坂(東山中央散策8)


写真は、二年坂

「二寧坂」ともいいます。
「三年坂」を“ちりめん山椒屋さん”で右折して、階段を降ります。
「二年坂」も全長約100mの石畳の道で、両脇にお土産屋さんなどが連なります。
降りてすぐの左手に“かさぎ屋”(甘味)があります。
さらに進んだ左手の小道に洋食の“みしな”があります。やや高めですが、おいしさは間違いないです。
この小道の反対に舞妓変身スタジオがあるようです(無論、やったことはないです(笑))。
さらに先の右手に鱧ふりかけや、鱧茶漬けなどの“梅一会”があります。

道はやがてT字路(F地点)になります。
この横の大きめの道が高台寺南門通です。
このT字路の少し手前の左手にある小道が一年坂(一念坂)です。
50m足らずで、すぐに右にカーブして高台寺南門通に合流します。

F地点を右折した坂道が“維新の道”で「霊山護国神社」に向かいます。
左折すると、すぐに右手に石畳の道があり、これが「ねねの道」です。
F地点を左折して高台寺南門通を直進して、東大路通を渡った正面に「安井金比羅宮」があります。これは「祇園散策」で述べます。

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2011 祇園祭の有料観覧席は完売ですが・・・

今年も例年通り7/17に祇園祭の「山鉾巡行」があります。

祇園祭の山場です。

この有料観覧席が、6/7の9:00から発売になりましたが、今年は、宵山が土曜日、7/17が日曜日、翌日が祝日とよい日程だったためでしょう、早や完売しました(1席3100円)。

山鉾巡行を最初から最後まで見ると2時間ぐらいかかり、結構長いです。

そこで、全部じゃなくてもいいから見たい方へ。

山鉾巡行は、四条烏丸→四条河原町→市役所前(河原町御池)→新町御池と進みます。

狙い目は、行列後半の新町御池です。

午前中に通過する四条通は、ありえないぐらい混みます。

またコースの角は”辻回し”があるので混みます。

しかし、13時頃の新町御池ならまだ混雑はマシです。

もちろん長刀鉾、函谷鉾などは通過していますが、巡行の23番目の船鉾あたりには間にあいます。

有料観覧席を取れなかった方、御一考を。

有料観覧席完売

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