goo

文の助茶屋(京都の茶寮14)

文の助茶屋(ぶんのすけちゃや)は京都に2店舗、名古屋と新横浜にも店舗があります。

本店は、三年坂から二年坂に曲がらずに、八坂通を進んだ右手のお寺のような建物です。
清水店は三年坂の途中にあります。
わらび餅が有名ですが、清水店には抹茶やきなこのパフェもあります。

本店は、お寺のような雰囲気ですので、それだけでもゆっくりお庭を眺めながら休憩できます。

京都の茶寮15へ

食事・甘味の索引へ

「京都のおすすめ」の総合索引へ

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

東本願寺3 諸殿特別拝観1(宮御殿 桜下亭 白書院 能舞台 )

-
写真は、宮御殿の庭園

ここからは「下京門前町ルネッサンス」での諸殿特別拝観です(下京門前町ルネッサンスは2010年で終了しました)。
当時の特別拝観の予約については 「諸殿特別拝観等の予約」にあります。
現状では不定期に開催されるイベントの際に申し込むしか拝観方法はありません。

誘導の方2人に付いていきます。
御影堂から参拝接待所への廊下の途中に、関係者以外立ち入り禁止の木戸があり、ここに通されます。

百間廊下を少し歩くと、宮御殿があります。
ここは明治天皇から下賜された大宮御所を移築したもので、至る所に菊の御紋が使われています。
襖絵は宮廷行事を描いた四季行事絵図ですが、夏だけありません。
大広間には床の間、床脇と付書院があり、手前の間の襖絵は春の子日遊図(ねのひあそびず)。
奧に2間あり、手前の10畳間の襖絵が冬の大鷹狩図
奥の12畳は襖絵が秋の撰虫図(むしえらびず)で、1畳分の床の間があります。
さらにここのお庭は御影堂に向い傾斜状に盛土され、堤防のようになっています。
理由は、過去に御影堂は4回の火災で焼失しています。
いずれも御影堂からの出火ではなく、宮御殿側から延焼であり、それを今後は防ぐためだそうです。

桜下亭
百間廊下に面した宮御殿への入口の向かい側の扉の向こうに桜下亭があります。
2025年の京の冬の旅で公開されました。
桜下亭は1939年に22世宗主 現如の霞ヶ関別邸の一部を移したもので、円山応挙の松竹梅の襖絵は岐阜別院にあったものだそうです。
中扉が網代です。
外周に縁があり、左手前は鞘の間、右手前の12畳の襖絵が老梅図。
右手奥の12畳は壮竹図、左手奥の12.5畳間は稚松図で、この部屋には床の間と床脇があります。
また天井の竿縁が2列になっていました。
期間中の金と土曜日の9:00~と15:30~事前予約制の「僧侶がご案内する特別拝観 東本願寺 諸殿」では茶室 桜下亭にも入れました。
茶室は松の間の左手奥に並んであります。
8畳間で右手前に付書院、右手に床脇と床の間があります。
付書院は火頭窓のような下がり壁があり、桜下亭の扁額が掛かっています。
床脇は繰りぬきの書院棚、床柱は太い曲り木を使っていました。

白書院 能舞台
次にひたすら百間廊下を歩き、白書院能舞台です。
白書院の前には能舞台があり、節目の法要の際には能を奉納することもあるそうです。
白書院は3つの間が下座から上座へ東西に連なり、4つ目の貴人の間だけが上座の間の北側に付いたL字型の間取りになっています。
下座から直接貴人が見えないようになっている訳です。
しかもこの4つの間の天井が、徐々に豪華な造りになっていき、最後の貴人の間では折り上げ小組み格天井になっています。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )

清水寺1 アクセス、大講堂、除夜の鐘(東山中央散策2)

-
写真は、左が仁王門、右が西門と三重塔

東大路通と五条通のほぼ角にある大寺院です。

市バスなら、清水道か五条坂下車です。
通常、参道は3つあります。
1.清水道下車で清水坂を上がって、約600m
2.五条坂下車で、五条坂を上がって、約700m
3.五条坂で下車して、五条坂の途中から右の茶わん坂を上がって、約700m
です。

下図を参照してください。
1と2は途中で合流し(D地点)、Y字路+左折路となります。この左折路が「三年坂」で、清水寺へは直進です。
お土産屋さんが山ほど並んでいます。
2と3は途中で分かれ、左が2、右が3です。茶わん坂は道沿いに陶器がいっぱい売っています。

どちらから行ってもいいですが、東大路通が渋滞時はどちらか近い方でさっさと降りるのが賢明です。

電車の場合は、京阪電車の清水五条駅が最寄りですが、五条坂まで登りで約800mあるので結構ツライです。
またこの間の路線バスも少ないです。
紅葉時はシャトルバスが運行していました。

大講堂
正面に楼門がありますが、この左手の坂を上ります。
坂を登った突き当りの左手に鉄筋コンクリートの寺務所があり、この中に大講堂があります。
 2021年冬に「清水寺の非公開エリアを和尚が直接案内する特別ツアー」で中に入りました。
玄関を入って左手に進むと、廊下の途中の左手に多宝閣があります。
地下2階、地上3階の吹き抜けの空間で、地面に4mの仏足石が描かれています。
4面の壁には仏像が無数に彫られており、北が多宝如来、東が薬師如来、南が釈迦如来、西が阿弥陀如来です。
廊下の突き当りには迎賓殿という広い貴賓室があり、ここからの京都市内の眺望もきれいでした。

楼門をくぐると右手の上に西門、左手に鐘楼があります。

西門
奥右手の三重塔を回り込むと西門の裏手に出ます。
重文の西門は勅使門で、通常は中に入れません。
2021年冬に「清水寺の非公開エリアを和尚が直接案内する特別ツアー」で中に入りました。
この門は西に正対しているので、夕日=浄土に向かってお参りするのだそうです。
門の天井は折り上げ格天井で、左右には持国天と増長天像がお祀りされていました。

除夜の鐘
12/31の夜、楼門をくぐってすぐ左手にある鐘楼で除夜の鐘を参観者も撞けます。
しかし撞くには12/25に配布する整理券が必要で、同日朝9時から境内左手の奥の寺務所で配布されます。
2022/12/25は日曜日で朝からたくさん来られ、7時で15番目、8時には100名ぐらいになったので、8時から配布が始まりました。
貰えるのは1人1枚ですが2人で1回撞くので、1人で貰いに来ると当日現地でもう1人相方を探さなくてはなりません。
当日は楼門前の石段下から通行止め。
右手の警備室のところより、10:55頃から整理券を持った人だけが中に入れます。
右手の石段を登り、楼門の右手を通って鐘楼前に並びます。
23:25頃にお坊さんの読経後、まずお寺の方が3人ほど撞かれます。
その後2人1組で一般参加者が撞きます。
除夜の鐘は0:30頃までです。
撞いた後は境内にも参拝出来ます。
整理券を持った人しか入れないので、ガラガラの境内をお参り出来ます。




コメント ( 1 ) | Trackback ( )