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ちおん舎(旧西村家住宅)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/29/21f7f8b8dfe74154659e744c98f34efc.jpg)
写真は、本座敷と茶室北庭。
ちおん舎(旧西村家住宅)は烏丸御池の南西にある町屋で、今はイベントスペースとして活用されています。
アクセス
地下鉄の烏丸御池駅で下車します。
4-1出口から地上に出ます。
そのまま真っすぐに御池通を直進します。
約180m先、3筋目の衣棚通を左折します。
さらに約150m先、一筋越えた先の右手にちおん舎の入口があります。
元々こちらは室町時代に創業した法衣商で、千吉西村吉右衞門家の旧宅でした。
正面に塀を建てる典型的な大塀造形式です。
今回は2021/11/3の「ちおん舎 初めてのお茶席体験」で内部に入りました。
正面左手の門を入ると、石畳の玄関庭があります。
正面に内玄関、右手は今はギャラリーになっていますが、元はここが表玄関だったそうです。
玄関を入ると右手に6畳の玄関間があります。
さらに奥には6畳の次の間があります。
次の間の右手には茶室南庭があり、苔の間の飛び石の先には蹲踞があり、左手には茶室の躙口があります。
次の間を奥に進むと左手に2階への階段があり、階段を登った正面にはステンドグラスが見えます。
次の間の奥には本座敷があります。
手前から12.5畳、4畳、10畳の3間構造です。
額は富岡鉄斎の書、床の間にはバーナード・リーチのお皿、河井寛次郎の陶器、棟方志功の不動明王図が掛けられていました。
本座敷の右手には茶室北庭があり、左手には手水鉢とキリシタン燈籠、右手には茶室の貴人口があります。
茶室は4畳半の小間で、天井は葦、網代、化粧屋根と真行草になっています。
本座敷の奥には蔵があり、座敷左手と蔵の間に小さな奥の庭があります。
2階への階段を上がると、右手に1階と同じぐらいの広間があります。
ちおん舎 初めてのお茶席体験
小山園主催で例年春、夏、秋の日曜日が祝日に開催されており、10:00~12:00と13:30~15:30の2部制です。
1席定員は6名で、4000円です。
最初に次の間で説明と茶葉の製法のビデオ鑑賞。
そしてこちらでお菓子を頂きます。
茶室南庭の躙口から茶室に入り、床の間を拝見し、お薄を1服。
最後は本座敷に入って、まずは手引き臼の体験。
そしてテーブルで各自でお薄を点てて頂きます。
お作法などは1から教えて下さいますので、いい経験になると思います。
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