ひよこまめのまぁるいきもち

日々のくらしをつらつらと・・・

最近の読書

2008-08-13 01:39:15 | 
久々の読書日記。
今回も記憶に残る素敵な本に出会えました

■犬と私の10の約束/川口 晴


いつもどおり図書館で借りた本だけど、
書店で購入しようかと思うほど素敵な本でした

これは本が先なのかな?
映画が先なのかな?
作者が映画プロデューサーということだけあって、
映像が頭に残るような文章が印象的でした

愛犬家の間では有名な作者不詳の「犬の十戒」をもとに作られたストーリー。
相手(犬)への思いやりともいえるこの十戒ですが、
必ずしも犬にだけいえることではないですよね

特に「言うことをきかないときには理由があります」というあたり。
ついついぷんぴーのことを思い浮かべてしまいます(笑)

時間がないときは特に大人の都合をおしつけてしまいがちだけど、
子どもにもちゃんと考えや理由があるんですよね
ストーリーも素敵だけど、自分の日常生活でも共感できることがたくさんあって、
大好きな一冊になりました

「犬と私の10の約束」公式サイト

■西の魔女が死んだ/梨木 香歩


こちらも映画化された話題の本。

「赤毛のアン」の世界に住んでいるようなおばあちゃんと、
反発しながらもそこから何かを学んでいく少女とのふれあいの物語。

「西の魔女」からの最後のメッセージ。
効いたなぁ

こんなにのんびりほっこりした物語を読むと、
心がとても癒されます

この本は少し前に出版された児童書らしいです
映画化されて話題になったようだけれど、
出会えてほんとによかったと思いました
話題にならなかったら、児童書はなかなか読もうとは思えないですものね。

■反転/田中 森一


うってかわってこちらは衝撃的な本。
元特捜検事で現在刑事被告人の弁護士が書いた裏社会の暴露(?)本。
首相経験者、現役政治家、官僚、経済人、ヤクザまで実名でバンバンでてきます。
過去に新聞をにぎわせていたような事件の裏話がたくさんでてきますが、
登場人物が多すぎて私には消化しきれない部分が多々ありました
でも、「ここまで書いちゃっていいの??」っていう事くらいは分かります(笑)

著者の主観は差し引いたとしても、7割くらいは真実なんじゃないでしょうか
だとしたら、結局世の中は少数の権力者によっていいように動かされてるって
ことですよね

内閣改造だの総選挙だのと言ってるけれど、
この本を読んだあとだとなんだかすべてが嘘クサく思えて、
ついつい裏をかんぐってしまいます

■だいこん/山本 一力


大好きな山本一力さんの時代小説
今回は一膳飯屋を営む「つばき」という女性の細腕繁盛記。

山本さんの作品は江戸の商人を描いた作品が多く、
当時の江戸庶民の暮らしが生き生きと伝わってきます

知恵と努力と周りの協力でお店を切り盛りしていく今回の物語。
単純に、読んでて気分がすっきりします(笑)


コメント
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