長野スナップ 撮り鳥と気ままな散歩

草臥れ儲けな 奮闘記

ああ今日も行く!

井戸掘り 3

2020年07月04日 | 会社

 

地下20m過ぎで一旦水は出た、しかし水質検査の結果

鉄分が多いことが分かり、さらにそこから4mほど掘削を進めて

24mでついに砂の層に到達した。

24mというと例えれば3階建てビルの高さだ。それだけの深さが有る。

ややこしい言い方だな。w

細かな綺麗な砂が出た、この地層の水を汲みだす事を決断。

これ以上掘り進んでも、これ以上の良い結果が出る保証もない。

 

 

 

掘り進んだパイプを抜いていく。右回転で掘っているので左ねじになっている。

 

1mのパイプ24本を引き抜き終わった。

継ぎ手にはモリブデンのグリースが塗ってある。ねじは箱ねじ。

かなりな力が加わるので皆さんが知っている三角△の山形のねじでは

摩擦熱で山同士が溶着してしまい分解できなくなってしまう。

 

ねじの種類。

 

 

 

 

 

さや管を引き抜いた。内の塩ビ管の頭が見える。引き抜き完了 

さや管の内側の塩ビ管は地下24mの砂地層の水脈まで到達している。

 

塩ビ管の最先端部には約1mのスリット菅を入れている。

0.5mmのスリットを入れてある。

このスリットが砂を濾過し綺麗な水だけを塩ビ管内に導水する。

それを地上のポンプで汲み上げる。

 

確認したら水位は地上から2m下であった。

田植え時期なのでかなり水位は高い。

水脈は地下24mの砂地。

 

水位の高い千曲川沿いのリンゴは早く大きくなるが

水っぽいと言われる所以である。

ブランドリンゴは山の手斜面で水位が低い陽が良く当たる

南東斜面で栽培されていることが多い。

 

 

 

 

この後は塩ビ管周りに玉石を敷きコンクリートで捲く。

コンクリートを管周りに打設しないと地上の雨水が管を伝わって

地下水まで浸み込む可能性が有るからだ。

今回の会社の地盤はシルト層が多く有ったので自然に管を締めて

くれるので多分大丈夫とは思うが一応念のため打設する。

その後ポンプを設置して完成となる。

この塩ビ管の頭だけ見るとあっさりしていて拍子抜けする。

 

 

 

 

擁壁工事も完成した。

懸案事項が一気に解決した。それなりにお金もかかったが

常に内在していたストレスからは解放された。

 

いつまでたっても貧乏暇なしだ。

きっと私はお金が逃げていく底なし沼人生なんだろう。

その為には出るお金より収入を増やさなくちゃね。。

 

 

この夜は家へ帰り乾杯!

久しぶりにウイスキーをショットグラスで飲んだ。

 

 

好物のガツのもつ煮を女房が作ってくれていた。

ガツのもつ煮は白モツと違い、歯ごたえがありコリコリしていて美味い。

コロナ騒ぎで最近はすっかり家飲みが多くなっている。

 

飲み友達と、そろそろカラオケ歌いながら一杯もいいよねと

ラインしていたら

またぞろ東京ではコロナ騒ぎ、ホスト連中いい加減にしろよ。

 

ポテトサラダ、若いころと違いこのくらいでつまみは充分。

 

 

 

最後は味噌汁でごはん。

一番好きな大根と人参と厚揚げの味噌汁。

卵を落としてあるこれを最後に食べると半熟で美味い。

普段味噌汁に山椒の葉をのせるほど上品な食べ方はしていない。

写真用。

しかし山椒は家に有るとべんりだ。

 

 

さて一夜明けたので今日は庭の手入れだが

一山越えたので昼飲みしながらのんびりやろう。

 

井戸掘り、擁壁工事、漏水の工事で

自分の中では合わせ技一本! って感じ。

 

 

訪問ありがとうございました。