ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

「夏の18きっぷ・高山への旅」その1。

2022-07-30 20:38:00 | 鉄分の多い話
そんなわけで、にわかに鉄分補給がしたくなり18きっぷを握りしめての旅に出た。

奈良線221系 3604M 8:17京都着
琵琶湖線223系 712T 京都8:22発→野洲8:55着

いつもの車両なので、快適だが全く萌えない(笑)。
3414M 野洲9:00発→米原9:26着
ようやく田園風景で、旅らしくなってくる。

3204F 米原10:00発→大垣10:32着
ここからがJR東海管内で、車両もオレンジの帯の313系になる。
ところが、この時期のこの時間帯の列車 には何度も乗っているのだがいつになく混んでいるのだ。

2324F 大垣10:41発→岐阜10:52着
この列車で、理由がわかった。
バンテリンドームでジャニーズWESTのコンサートがあるらしく、手に手に応援うちわなどを持った若い女子で沸いているのだ。
早めに名古屋入りしてウマい名古屋めしでも食って、早めに会場入りしてせっせとグッズを買うのだろう。

岐阜に着いてすぐ、昼食を確保。

3717C 岐阜11:15発→美濃太田11:53着
昼食の場を確保するため、1本早いのを区間利用した。
高山本線はクロスシートとロングシートが混在しており、岐阜〜高山がずっとロングシートなら車内での飲食ははばからられる。
しかし目の前にクロスシートのキハ75の美濃太田経由・多治見行きが停まっておりガラガラなので、この車内で涼しくゆっくり昼食と相成った。
私の選択は、天むす。実に美味。

1717C 美濃太田12:39発→高山15:30着
やはり私が懸念した、キハ25ロングシートであった。
先にクロスシートのキハ75で昼食を済ませておいて、正解だった。

美しい川を観ながら、ロングシートのキハ25は進む。

しかしあまりの暑さにほとんどのカーテンは降ろされており、車窓を楽しもうと思うとこのように運転席にかぶりつかないといけない。

久々野(くぐの)駅で上下3本、約30分の停車の頃には疲れてきて(笑)、定刻で高山着。

高山は数年に一度来るのだが、鉄道で来るのは13年ぶりのため駅舎の印象がない。
こんなに綺麗で立派な駅舎だったのか。

まずはお約束の散策。
宮川を渡り、

鯉と遊び、

工芸品店で「さるぼぼ」を見て、

クルマでないのをいい事に地酒を試飲し倒す(笑)。
夜は地元の居酒屋で、一度たべてみたかった「飛騨牛の朴葉味噌焼き」と、

これまた初体験の「漬物ステーキ」を愉しんだのであった…


JR西日本の「サイコロきっぷ」は、白浜だった。

2022-07-26 18:00:00 | 鉄分の多い話
JR西日本がこの夏売り出した「サイコロきっぷ」が、話題を呼んでいる。
コレは先に5,000円をカード決済し、どこに行くかをスマホ上でサイコロを振って抽選するのだ。
抽選によって当たる行き先は、以下の通り。

新幹線・在来線特急普通車指定席に乗れるので、例え近い東舞鶴などだったとしてもモトは取れるのだ。
場所によって確率が変わり、最もトクする博多は1/36なのだそうな。
そりゃ博多に往復5,000円で行けるなんて、夢みたいな話だ。

私も早速購入し、スマホ上で抽選をしてみたのだが、


…白浜だった(笑)。
白浜はさんざん行ってさんざん泊まって、パンダでおなじみアドベンチャーワールドも何度も行ったし、ある意味一番当たりたくない街だった。
まして白浜の見どころは駅から遠く、バスはあるのだが行動が著しく制限されるのでどっちみちレンタカーのお世話になる。
現地でクルマを借りたらそのぶんコストがかかり、サイコロきっぷの恩恵が薄まってしまうのだ。

 そこで私は機転を利かせ、白浜でクルマを借りて串本〜勝浦あたりまで足を伸ばす作戦に出て、既にクルマと宿も押さえた(笑)。
仮に白浜行きが当たったからと行って、無理に白浜で観光や宿泊をせねばならないやけではない。   
白浜までの往復特急券・乗車券が5,000円で手に入っただけで、そこからどう行動するかは自由なのだ。

皆さんも是非コレを買ってサイコロで楽しんでいただきたいのだが、注意点がひとつ。
私はこのきっぷを使えるギリギリの10月最終週でプランニングしたのだが、考える事はみな同じなのかもうその頃の週末の宿もレンタカーも空きが少なく、特にレンタカーは「あと5台」と云われ、焦った。 
買われるなら、お早めに!

「J-WESTチケットレス」で、「スーパーはくと」に乗る。

2022-07-19 18:00:00 | 鉄分の多い話
京都から大阪に移動するだけなのだがどうにもしんどくて、久しぶりにコレを使って特急に乗った。

JR西日本のインターネット予約サイト「e-5489(いいごよやく)」の、「J-WESTチケットレスサービス」を使うと、決まった区間の特急料金がヒジョーに安くなるのだ。

今回は、京都始発で倉吉方面に向かう特急「スーパーはくと」に。

「スーパーはくと」は、山陰本線や福知山線ではなく兵庫県最西端の上郡までは山陽本線を西に進み、そこから智頭(ちず)まで「智頭急行線」をまっすぐ北上して智頭からは因美線で鳥取、あとは山陰本線で倉吉へ向かう。
ディーゼルのため電車ほどはスピードが出ないが、それでも最高速度130km/hは出せるそうな。

早速、車内に乗り込む。

やはり特急車両は、客室とデッキが仕切られているのがいい。
シートは、こんなん。

前のシートから降りてくるテーブルの大きさに驚く。

これほど大きければ、お弁当に飲み物など余裕で置ける。
しかもプラスチックではなく、合板ではあるが木を使っているようだ。

長旅になると当然PCやスマホを触る機会もふえるが、今日びの事なのでフリーWi-Fiもある。

久しぶりに乗るディーゼルは、とにかく音が大きい。そのぶん力感たっぷりに走り、平坦でも速度を上げる時はこちらが心配になるほどの音を出すのだが、それがまたファンにはたまらない。
28分のショートトリップを終えて大阪駅に降り立った時は、ここがどこだか分からないくらいに気分が変わった。
先日はクルマで弾丸信州だったが、またにわかに「18きっぷ」で鉄分補給したくなったのだった…

駅売店の突然の閉店も、民営化の弊害か…

2022-04-12 18:00:00 | 鉄分の多い話
大阪駅の大阪環状線ホームにあったセブンイレブンが、いきなり閉まっているではないか。

困る。そんな話は聞いていない。

JR西日本の駅売店が全てセブンイレブンになったのは、調べてみると2014年3月27日らしい。
その時のセブンイレブンの記事がネットにあったので、ここにコピペする。


>JR西日本グループとセブン-イレブン・ジャパンの駅店舗事業における業務提携について

西日本旅客鉄道株式会社及び同社100%子会社である株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネット(以下、JR西日本グループとよぶ)と株式会社セブン-イレブン・ジャパンの3社は、JR西日本グループが駅を中心に運営するキヨスク店舗、コンビニエンス店舗の駅店舗事業について、2014年3月27日、業務提携契約を締結いたしました。これにより、JR西日本グループとセブン-イレブン・ジャパンが連携のうえ、JR西日本管内(1,195駅)における既存の駅店舗(約500店舗)を提携店舗「セブン-イレブン キヨスク」および「セブン-イレブン ハートイン」へリニューアルするとともに、今後の駅店舗計画地においては提携店舗にて新規出店を推進していきます。今後、JR西日本グループとセブン-イレブン・ジャパンは、駅店舗事業において、双方が有する事業インフラ及びノウハウを組み合せた提携店舗を展開し、駅をご利用のお客さまや駅周辺にお住まいの方々の利便性向上を目指していきます。


という事なのだが、あれから8年が過ぎ大阪駅構内のセブンイレブンは私が毎日乗る9番乗り場をはじめとして、しまりまくっている。
上記のコメントの「利便性向上を目指していきます」は、明らかに言行不一致だ。

しかし、利益の出ない店は出せないというセブンイレブンの言い分も理解出来なくはない。
そこで最も大きな問題は
「駅の売店は、利益追求の民間店か?インフラか?」
という議論であり、私は駅の売店というものは路線そのものと同じくインフラだ、という認識だ。
しかしJRもこれだけ赤字路線の廃線やcovid-19に伴う減便が進むと、列車の運行そのものが減ったりなくなったりするのを見れば売店なんて何とも思っていないのだろうな、という気がしてならず残念この上ないのである…

「18きっぷ」ファンに、ますます厳しいダイヤ改正…

2022-03-12 18:00:00 | 鉄分の多い話

JR各社が、今日一斉にダイヤ改正となった。
私の通勤にそれほど大きな影響はないが、退勤時に必ず座れた大阪始発・野洲行き新快速が1本減便になったのは痛い。

大きな影響を受けるのは、近郊都市以遠だ。例えば琵琶湖線では草津から東、湖西線では堅田以北、嵯峨野山陰線では亀岡以北など。
もちろん草津からさらに大阪に遠い近江八幡や彦根から通勤する人がそれほど不便にならないようにほとんど減便はないのだが、デイタイムの新快速は1時間に2本だったのが1本になる。
合間の各停は1時間に2本がキープされてはいるが、目的地に早く到達したい人は緩急連絡が成立しなくなり、延々と各停に乗りっぱなしなのだ。

今回のようなダイヤ改正で最も大きな影響を受けてしまうのは、こういった地方都市の住民ではなくいわゆる「18きっぷ」を愛用する鉄道ファンだ。
私も数年に1度は18きっぷを握りしめてテツ旅を愉しむのだが、第三セクター化による使用可能路線の縮小は年々深刻さを増している。
まもなく北陸新幹線が、敦賀まで延伸となる。これにより、北陸方面はほぼ18きっぷの対象外エリアとなってしまう。

長引くこのcovid-19の影響下で交通機関や宿泊施設、外食産業などは耐え難い打撃を受けており、生き残りに必死だ。
JRも民営化35年、利益を出さねばならない構造ゆえ最低限のサービスは確保しつつ、18きっぷ愛用者のような単なる趣味や情緒を求める客など構っていられない、という事なのだろう…